Peachが新千歳空港を拠点化 どんな路線が開設されるか勝手に予想してみた
SPONSORED LINK
格安航空会社(LCC)大手「Peach」が2018年にも北海道の玄関口新千歳空港を拠点とするようです。
Peachといえば、関西空港を拠点空港とし、その後沖縄、仙台の両空港を拠点化しています。
日本にのLCC会社の中では、真っ先に黒字化を達成した成功モデルでもあります。
今回新千歳を拠点とすることで、どんな路線が開設されるのかを予想してみました。
まあ、願望もありますが^^;
SPONSORED LINK
Peachは片道4時間程度の路線を想定
格安航空会社Peachはコストを下げるために、使用する飛行機をエアバス320型機に統一しています。
飛行機の機材ごとに免許が異なるため、使用する飛行機を統一することで合理的な経営ができるわけです。
整備面も飛行機を統一したほうが、より効率的に仕事ができるでしょうしね。
ただ、大型機ではないため飛行距離が問題で、片道4時間程度におさまる路線が基本となっています。
国内線は距離は問題がないが
国内線では、それなりの需要がある最長距離の路線と思われる札幌新千歳から沖縄那覇への空路。
ざっくりいうと最長でも片道4時間程度の飛行になります。
進行方向によって、風の影響を受けるので所要時間が異なりますが。
ANAの定期路線やスカイマークが臨時便で運航したりしていますが、それほど需要が高いわけではありません。
あまりビジネス利用は大きくないでしょうし、中心はレジャー利用ですからね。
新千歳からは人口もそこそも多いですし、沖縄へのビーチへ行きたいという人も多いでしょう。
しかし、沖縄からはさほど人口も多くないし、沖縄の人が寒い北海道へ行きたがる姿はあまり想像がつきません。
もちろんそれなりにたくさんいらっしゃるでしょうが^^;
那覇を拠点として国際線にも就航しているので、いったん那覇へ入国した訪日客を札幌へ集客するということもあるでしょうが、若干難しいような気もします。
ただ、距離が長い東南アジアからの便は、那覇を経由することで、札幌までの飛行も可能となるので、ありえないわけではありません。
雪が見れないタイなどの常夏の国の人にとって、北海道の観光は人気がありますからね。
新千歳空港はすでにLCCの激戦区
新千歳空港は、現在Peach以外にも、バニラエア、ジェットスタージャパン、春秋航空日本のLCC各社が国内線を開設しています。
札幌は北海道の中心で人口も多いですし、レジャーだけでなくビジネスの需要も高いですからね。
東京札幌間は世界有数の需要の高い区間なので、LCCが就航するには真っ先に狙ってくる路線でもありますから。
新千歳を拠点とすることで新千歳からの早朝出発や深夜着にも対応できるので、PeachもLCC激戦区で有利に戦おうという思惑があるかもしれません。
機材をより効率的に運航できるようにもなるでしょうし。
新千歳を拠点とすることで、Peachが同じ拠点空港としている仙台からの路線も開設される可能性もあるでしょう。
仙台との間は年間旅客数が約75万人ほどでけっこうな需要がありますから。
ただ、国内線のLCCはちょっと苦戦をしているような状況はあります。
関西空港の国内線旅客数もここ最近はマイナス成長となっていますし、それほど多くの路線開設や需要を増やすことは難しいかもしれません。
ニュースでは道内の路線開設も期待されていますが、う~ん若干難しいかも。
でも、道内の路線ならレジャーではなく、ビジネス客も期待できるので可能性はあるでしょうが。
期待は国際線?
国内線よりも就航増が期待できるのは国際線です。
日本はアジアの国にとって、観光として人気の国になっていますから。
中でも北海道は、特に雪を見ることができない南国の国の人からは大人気です。
景色もきれいで、札幌のような大都市もある。さらに料理も美味しいとなると人気がでないわけがありません。
アジアの国々で、札幌を超えるようなウィンターリゾートを楽しめる場所は、まずありませんから。
冬だけでなく、夏も気候が良くてリゾートとして楽しめますからね。
ただ、新千歳はアジアからはさらに“極東”の位置にあります。
そのため、冒頭でも述べたように飛行距離片道4時間の壁はありますので、自ずと制約を受けます。
現在、新千歳空港からは海外のLCC各社が路線を開設していますが、日本のLCCは就航をしていません。
飛行距離も考えるとこのあたりかな。
- 韓国ソウル
- 中国沿岸部の大都市 北京、上海など
- 台湾、香港(ちょっと距離は微妙ですが)
- フィリピンマニラ(需要・距離ともちょっときびしいですが)
中国の都市へは中国の当局から飛行の許可が関空や成田よりおりやすいということもあるので、期待はしています。