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2016年山の日が祝日でお盆休みが増える? 有給義務化でさらに休みを増やしたい

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2016年から「山の日」という祝日が新たに誕生します。

 

休みが増える。特に真夏の猛暑の時期は助かりますね。


山の日は猛暑真っ只中の8月11日。


一般的には多くの企業でお盆の休みが13日~15日。


このお盆休みと組み合わせば、新たな連休が出現すると喜ぶ人も多いのではないでしょうか。


ただ、8月12日ではなく11日なので飛び石連休になる場合も。


なんとか連休を増やしたい。長く休みたい。今後の休暇はどうなるのでしょう?

 

 

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山の日が祝日になるまで

 

山の日を祝日にしようという動きが数年前よりあり、山の日制定議員連盟(以下議員連盟)というものが発足しました。


山の日は当初多くの山開きが行われる6月第一日曜日に合わせて6月上旬という案もありました。


しかし、その日を祝日にしても、6月上旬には祝日も休みを取る風習もありません。


これでは、せっかくの山の日でも、実際には山に足を運んでもらえない。
これでは意味がないですよね。


このような理由により、新たに8月12日を山の日として提案がなされました。8月12日ですと学校や夏休み。お盆休みとも連続するので連休になりますから。

 

山の日はなぜ8月12日ではなく11日?

山の日は当初8月12日を祝日とする案が採用されました。しかし、実際には山の日は8月11日。これはいったいなぜなんでしょう?

 

8月12日というと、日本航空123便墜落事故の日。


そのため群馬県などから、その日を祝日にするのはどうかという反対意見がありました。


その意見をふまえ山の日は8月11日と決定されるにいたったわけです。

 

8月11日であれば、11日が月曜日や金曜日の場合は、お盆休みと合わせることによって自然に長い連休が新たにできやすくなりますからね。悪くない選択なんでしょう。

 

 

有給義務化でさらに休みが増やせる

 

平成28年4月から、従業員に年5日の年次有給休暇を取得させる義務を企業に課すことが現実になりつつあります。


日本の有給休暇消化率48.8%と消化率が100%に近い欧米諸国とはかなりの開きがあります。


さらに大企業と中小零細企業、女性と男性などの有給消化率格差もあります。


有給義務化によってこれまで、有給が取るのが難しかった中小零細企業で働く人や男性などにとっては、お盆期間中は連休のチャンスが訪れるかもしれません。


有給義務化は通常の有給とは異なり、会社が指定して日や期間になります。会社側からすると、お盆の時期は他の会社も休みなので、休みにしやすいので、多くの人が山の日とセットで長い休みにできるのではないかと期待されます。


逆にサービス業に従事する人にとっては、書き入れ時になってしまいそうですが。

 

 

こんな国もあります

 

休みが増えると、逆に心配なのが日々の業務への影響。休みが増えても残業が増えたり、ましてやサービス残業が横行するば全く意味がありません。

 

そこで参考になるのがこの記事

www.msn.com

 

フィンランドだけでなくドイツだって

 

 この記事によるとフィンランドでは、


  • 3時か4時になったらみんな退社
  • なぜ有休を少ししかとらない日本人に疑問
  • 有給を夏にまとめてとって3週間ほど夏休みとしてのんびりすごすのが一般的

 

 日本人からすると羨ましい限りですね。ワークライフバランスが優れていて。

 

大人の仕事だけでなく、子供の時間も余裕があります。日本のように学校は塾や習い事で一人で夕食なんてことはなく、家族で一緒に食事をして、たっぷり遊ぶ時間があります。

 

それでいて、フィンランドの教育は注目されるほどですから、日本も見習う所がたくさんありそうです。

 

 

来年からの山の日の制定。休みが増えることは喜ばしいことですが、一方で反動での懸念もあります。

 

また、皆が同じように休むと行楽地などの混雑や車の渋滞などの問題も出てきます。山の日に山に行ったら、車は渋滞、山でも渋滞なんてことになって、へとへとに疲れることになったりしたら、それこそなんのための休日かわかりませんから。

 

個人的には、フィンランドのように有給休暇の取得が自然に進み、ワークライフバランスの取れた社会が実現してほしいと願いますね。