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Nani-Sore 何それ?

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卓越研究員の募集年収がすごい 一方で大学院卒で派遣やニートもいて格差が拡大

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優秀な若手研究者の雇用を確保する国の新制度「卓越研究員制度」が話題になっています。

 

日本のような国が国際競争に勝ち抜くためには、研究によって新しい技術などを発掘しなければなりません。


例えば、アメリカは世界中から優秀な人材を集めることで、新たな価値を生み出し、高い国際再競争力をつくりだしています。


今回は、国の新制度「卓越研究員制度」について、大学や企業からの想定を超える受け入れ表明があったニュースを紹介します。


企業によっては、破格の条件を示したところもありますが、一方で大学院卒でその学歴を活かしきれず、貧困にあえいでいる人もいます。

 

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トヨタは基本給1450万円という破格の条件を提示

 

 

「卓越研究員制度」は、優秀な若手研究者の雇用の機会を増やすための新制度です。対象は2017年4月1日現在で40歳未満若手研究員で、博士号を取得していることが条件です。


制度の概要は、まず文部科学省が、書類や面接などで「卓越研究員」を150人程度を選定します。選定の基準は、「新たな研究領域の開拓が期待できるか」どうかが重要視されます。技術立国日本にとっては、重要な点です。


この制度を利用したいという企業や大学などが、受け入れを表明。その企業や大学に卓越研究員が就職するという流れです。


すでに受け入れを表明している企業や大学は約300件にも上り、国の想定を超えています。中にはトヨタ自動車が、基本給年間13万ドル(約1450万円)という破格の条件を提示しています。国のお墨付きを得た卓越研究員の争奪戦のような状況にもなっています。



卓越研究員制度は企業や大学は、優秀な研究員を確保できることと同時に、2年を上限に1人当たりの研究費を年600万円まで、5年を上限に研究環境整備費が支給される事になります。つまり、補助金も支給されうまみがあるわけですね。

 

 

mainichi.jp

 

基本給が約1450万円だから、かなりの額になります。加えて手当などや、研究成果が上がれば報奨金などもあるでしょうから夢がありますね。

 

基本的には、雇用は終身雇用が条件となりますので、生活の安定も手に入れられ、日々の研究に没頭することができますね。

 

 

大学院卒ながら派遣やニートという人も

 

卓越研究員で良い条件で企業や大学に就職していく人が出てくる中、大学院を卒業しながら派遣の仕事をしている人もけっこういます。また、もっと深刻にニートになって、大学での研究の成果が全く活かされていない人もいます。

 

こんな記事もあります。

 

diamond.jp

 

日本の就職は、新卒採用を重視する傾向にあります。そのため、景気が良い時代に卒業を迎えれば、それだけ就職口は多くなります。一方景気が悪い時に卒業となって、就職にかなり苦労する人もいます。

 

日本では、一度就職したところが、全くの畑違いだったり、退職を繰り返すようなことがあれば、その後の就職はかなり厳しいものとなります。そのため、負のスパイラルに陥り、ブラック企業などで仕方なく生計を維持するような人たちもいるでしょう。

 

また、大学の勉強をそれほど重視しない企業も多いです。そのため自身の専門性を活かせず、埋没していく高学歴な人たちもいるわけです。

 

「働くことこそ美徳」、「汗をかいて働くもののほうが偉い」という風潮は日本にはけっこうあります。だから、例えばたいして働いてるようには見えない投資家などはすごいバッシングをうけたりします。

 

まあ、彼らの言い分は、額に汗をかくような仕事はしていないけど、高いリスクを負っている。高い報酬はそのリスクへの報いだという考えでしょうか。

 

大学院で勉強していたり、卒業した人たちにも、「まだ勉強しているの?」とか、「早く働けば?」、「大学院の勉強って仕事に役立つの?」なんて言われ方をした人も多いと思います。

 

卓越研究員とう制度ができて、選べれし人は高収入をえますが、勉強に理解がある人も少ない現状では、ますます博士号取得者や修士号取得者の格差が拡大していくのかもしれません。

 

卓越研究員制度によって、新技術の研究の重要性などにスポットライトが浴び、大学院卒の人たちを活かせる社会になっていけば良いのですがね。