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豊洲だけでなく築地も汚染!? 行き場のない築地市場移転問題

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築地市場の豊洲への移転が問題になっています。

 

問題の根底にあるのが、移転先の豊洲の汚染です。

 

「食の安全」を守るためを考えると、元々ガス工場であった豊洲への移転はちょっと心配はあります。

 

都知事が舛添氏から現在の小池都知事に変わり、一気に東京都の杜撰さが明るみに出たわけですが、問題は豊洲だけではなさそうです。

 

築地にも汚染物質が見つかったという衝撃なニュースが出てきました。

 

こうなると、築地市場の移転問題ですが出口が見えないような状況にもなるのかもしれませんが、果たしてどうなのでしょうか?

 

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築地市場に基準値を超えるトリハロメタン

 

「豊洲は汚染地帯」、「築地は伝統もあり安全」というのが、築地市場移転問題に関する多くのマスコミの論調でした。

 

飲みもしない地下水の汚染をちょっと騒ぎすぎ?ともとれる感じで問題視してきました。

 

確かに魚市場で、刺し身にして食べる食材も扱うわけですから、安全性はより慎重になるべきです。

 

元がガス工場の豊洲の移転先は、感情的には移転を反対したいのも理解できます。だって土壌汚染は普通に考えるとありそうな感じがしますからね。

 

まあ、仲卸業者さんも不便になりますし反対したい気持ちもわかりますが^^;

 

ただ、設備が古い築地は衛生面で問題も抱えていました。

 

魚を生で食べる習慣があるからこそ、衛生面はより慎重になるべきです。ですから移転先の豊洲だけでなく築地自体も問題を抱えていたわけです。

 

そこに今回の基準値を超える「トリハロメタン」が検出されたというニュース。

 

news.livedoor.com

豊洲は土壌汚染や地下水の汚染が問題でしたが、築地で問題になるトリハロメタンは魚が泳ぐ水槽に注ぎ込まれる水に含まれていたわけですから余計に深刻な気がします。

 

だって、豊洲の地下水を魚が泳ぐわけではないですから、汚染水を直接触れる築地の汚染の方が一見すると「食の安全」を脅かそうな存在な気がします。

 

 

トリハロメタンとは?

 

トリハロメタンとは、都市排水などの中にある有機物と消毒用の塩素が反応してできる有害物質のひとつ。

 

「都市排水などの中にある有機物」というのがまず気になりますよね。しかもこのトリハロメタンですが発がん性も指摘されています。

 

そのトリハロメタンが基準値の1.6倍検出されたということです。

 

トリハロメタンは、消毒用の塩素に反応してできるのですが、暑い時期の衛生面を考えると、消毒用の塩素を減らすようなことはしにくいです。

 

そのために食中毒を起こすと大変ですから。

 

衛生面で問題を抱えている築地市場なら、なおさら心配ですよね。

 

こんなニュースもありました。

www.dailyshincho.jp

 

ですからトリハロメタンが多少基準値を超えるのは、やむを得ない方法なのかもしれません。

 

ただ、一方の豊洲では地下水を飲料水レベルの基準値に照らして、その基準値を上回るからと批判しておきながら、築地はOKというのは筋が通りません。

 

www.dailyshincho.jp

 

しかも豊洲市場の汚染地下水は、そこで魚が泳ぐわけではありません。しかし、築地の水槽の汚染された水の中に魚が実際に泳いでいるわけです。

 

素人的に考えると、より危険性が高い気はします。

 

少なくとも、汚染度がわかった水槽で泳いでいる魚を、さあ食べろと言われて気持ちよく食べることはできません。

 

ここで橋下元大阪市長が述べたツイートが思い起こされます。

 

このツイートです。

 

 

豊洲に異常がないとは言えないが、ちょっとその基準は厳しすぎるともいえます。

 

東京都の説明責任にも問題はあったでしょうが、そこには「築地の移転はダメ」という価値判断や「公務員を徹底的に叩くマスコミの姿勢」が根底にあったような気がします。

 

今回築地にも汚染の問題が明らかになったのですが、豊洲を問題視したことと同列に考えると、築地のまま移転をしないとうのもかなり問題ち言わざるをえないでしょう。

 

東京の魚市場は一体どこに作ればよいのでしょうか?