福士加代子が名古屋を欠場　リオ五輪女子マラソン代表の行方は？　当日の天候は不利？

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先の大阪国際女子マラソンで優勝しながら五輪確定が出ないことで、同じく五輪代表の選考レースである名古屋ウィメンズマラソンにもエントリーを示していた福士加代子。

しかし今日名古屋は欠場することが決まったようです。実際には当確は出ていなものの、ほぼ確実。陸連設定の派遣設定記録２時間２２分３０秒を突破する２時間２２分１７秒の優勝ですからね。

ただ福士や所属チームのワコールの気持ちもわかります。十分な成績ながら当確が出ないとなると名古屋の結果次第ではオリンピックに行けないわけですからね。

今回は福士が欠場を決めたリオ五輪出場をかけた最後の選考レースである名古屋ウィメンズマラソンについてなど、女子マラソンリオオリンピック代表の行方についていろいろ調べてみました。

福士も五輪代表の当確が出ないことに気が気じゃないのもわかるほどの有力選手が集まっています。日本人がワンツーフィニッシュでタイムも良ければ、どうなるかは微妙ですね。

持ちタイムごとの有力選手です。

野口　みずき

自己最高記録 2時間19分12秒（05ベルリン1位）

過去の実績も考えるとナンバーワンです。ただし彼女ももう37歳。これが最後のオリンピック挑戦になるでしょうが、全盛期と比べると能力の低下は拒めないでしょう。過去何度もケガなどで期待を裏切ってきましたが、今回はどうでしょう？

木﨑　良子

自己最高記録 2時間23分34秒（13名古屋1位）

2012年のロンドン五輪、2013年の世界陸上モスクワ大会に出場した実力者です。しかも世界陸上では4位に入賞し実績も十分です。

2015年の世界陸上北京大会はケガのため選考レースである名古屋ウィメンズマラソンを出場できませんでした。年齢も30歳とベテランになり今回のレースに賭ける思いは人一倍かもしれません。

早川　英里

自己最高記録 2時間25分31秒（14名古屋3位）

2014年の名古屋ウィメンズマラソンでは一時は日本人トップ争いをしながら、後半木﨑良子に抜かれ3位。木崎とともに同年のアジア大会に出場し、木崎の銀メダルに及ばなかったが4位の成績を収める。

田中　智美

自己最高記録 2時間26分05秒（14名古屋4位）

2014年の名古屋ウィメンズマラソンでは初マラソンながら一時は早川とともに日本人トップ争いをしながら、後半木﨑良子に抜かれ4位。

同年の北京世界陸上の選考レースとなった横浜国際では2時間26分57秒のタイムで優勝。大阪国際を走った重友と3人目の枠で争ったが、疑惑の選考で惜しくも出場はならなかった。

加藤　麻美

自己最高記録加藤　麻美 2時間26分30秒（15ロッテルダム1位）

25歳の若手アスリート。昨年のビッグレースロッテルダムで見事優勝。2014年のオーストラリアゴールドコーストマラソンでも優勝の経験があり、今後期待される逸材。

レースの中心になるのはこの5人かなと思われます。現在21歳ながら2014年の横浜国際で3位に入った岩出玲亜も要注意です。

今回のレース日本人のトップに立つことが最も重要ですが、加えて大きな壁があります。それは陸連設定の派遣設定記録２時間２２分３０秒というタイムです。

福士がこのタイムを大阪国際女子で上回っているので、勝負に加えてこのタイムをクリアしなければならないでしょう。

ただし、このタイムは野口以外は誰もクリアしていません。野口はこのタイムをクリアしているものの、その記録はずいぶん前の過去の記録になります。

勝負の駆け引きもあるでしょうが、序盤からタイムを意識したハイペースの展開になると思われます。

タイムを考えると気になるのが当日の天候です。マラソンは天候次第で記録に影響を及ぼしますからね。

例えば、3月4日（日）の名古屋の天気でさえ、曇時々雨で降水確率が50％という予報が出ています。気温の予想は最高気温が 17℃、最低気温が9℃ということになっています。

レースは3月13日（日）です。寒波が入ってくるかどうかにもよりますが、長期予報では3月は平年より暖かいという予報が出ています。また雨も平年より多いという予報です。

雨ですが、雨の量にも有利・不利はあります。小雨程度でしたら、かえって口の中の乾燥も防いでくれ良いかもしれません。また体感温度も雨で下がりますからね。

陸連が気象条件をどこまで考慮するかも不明なので、設定タイムはやはりクリアしたいところです。少なくとも2時間23を切るぐらいでないと、福士も黙っていないでしょう。

Nani-Sore　何それ？