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通勤手当の非課税限度額が2017年から変わる 上限と社会保険料や自動車通勤は注意

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通勤手当の非課税限度額が2017年から変わります。

 

現在、公共交通機関を利用する場合、非課税限度額は月額10万円です。

 

2017年1月1日から、これが月額15万円と上限がアップします。

 

例えば東海道新幹線の東京駅から静岡駅までの1ヶ月定期は133,860円ですから、全額非課税になるというわけです。

 

もちろん会社が認めてくれることが必要ですが^^;

 

少しでも税金の負担を軽くしたいですし、これはありがたいですね。東京で仕事をして、住居はのんびり田舎というスタイルもやりやすくなります。

 

今回の改正に当たってちょっと混乱しそうな点もあるので、まとめてみました。

 

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新幹線通勤の場合の注意点

 

来年2017年に通勤手当の非課税限度額が変わり、通勤定期を利用する場合は、10万円から15万円になります。

 

東海道新幹線であれば、前述した東京から静岡も非課税の範囲ですが、名古屋から新大阪間も非課税限度額の範囲内になります。

 

東北新幹線の場合は、東京から新白河までが14,250円。

 

上越新幹線は東京から越後湯沢までが148,870円。

 

北陸新幹線は東京から上田までが144,310円。

 

山陽新幹線が新大阪ら岡山までは133,860円。

 

という感じです。

 

 

東京から越後湯沢や上田までは非課税ということですね。

 

越後湯沢ではバブル時代などに建てられたリゾートマンションが投げ売り状態で、破格値で手に入りますから、安価でマイホームの夢が叶うかもしれません。

 

上田は真田幸村ファンには良いかもしれませんね(笑)家賃は東京と比べると激安でしょうし。

 

ただし、新幹線通勤の場合でもグリーン車は非課税の対象外です。

 

 

マイカー通勤の場合はどうなの?

 

 自動車通勤の場合の交通費の非課税額は、公共交通機関を利用する場合と異なります。

 

有料道路を利用しないような場合は、非課税限度額は片道55km以上で月額31,600円になります。

 

2017年以降もこの金額は変わりません。

 

新幹線の定期などと比べると、かなりの違いがありますね。会社もマイカー通勤で、それほど多額の金額は認めないというのもありますし。

 

来年の改正によって、節税をしながら田舎で住んで、東京で働くなんてこともしやすくなります。

 

週末を田舎で過ごすデュアルライフが脚光を浴びています。いっそのこと住む場所そのものを田舎にするのも良い方法かもしれません。

 

リニア開通後は、さらに通勤時間が短縮されます。国もその頃には移住を促進したいために、名古屋あたりまで非課税枠を広げるなんてことがあるかもしれません。

 

 

社会保険は負担増になるかも

 

通勤手当は限度額までは非課税になりますが、社会保険の保険料を算出するに当たっては、通勤手当も収入の一部として算入されることになります。

 

つまり、例えば上限15万円の交通費だとすれば、年間で180万アップというわけです。

 

簡単にいうと、年収300万円の人が、年収500万円ほどの人と同じくらいの社会保険料の負担になるというわけです。

 

社会保険には厚生年金、健康保険、雇用保険がありますので、それぞれ負担が多くなり家計を圧迫するかもしれません。

 

ただ、その分将来の年金をより多くもらえることにはなりますが。

 

 社会保険も税金の一種と考えれば、あまりお得ではないかもしれないので、その辺りは自分の場合はどうなのかも把握すると良いでしょう。

 

個人型確定拠出年金も解禁されますし、サラリーマンも節税をする時代になってきました。

 

ふるさと納税を使い、節税をしながら美味しいものをたくさん食べている人達もいます。

 

これからは、「知っている人」と「知らない人」の格差がぐーんと広がる社会になってきますね。