ヨドバシ梅田タワー誕生へ 超高層ビルは訪日旅行客の取り込みを狙う
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大阪・梅田駅前のヨドバシカメラの横に大きな駐車場スペースがありました。
都心の商業施設の駐車場は、普通は立体駐車場になりがちです。
しかし、ここは超高層ビル建設計画があったため、一時的に駐車場として活用していたわけです。
その超高層ビル建設がいよいよ始まります。
ビルには商業施設、観光バス発着所、巨大ホテルなどが入居する予定で、訪日外国人旅行客を取り込む狙いがみてとれます。
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ヨドバシカメラ梅田の隣にできる超高層ビルはこんな感じ
ヨドバシカメラ梅田の隣接地にあった巨大な駐車場は面積が約7000平方メートル。
都心の駅前になんとも贅沢な駐車場スペースだったのですが、もともと超高層ビル建設計画があり、ようやく動き出したというわけです。
完成する超高層ビルは、地上34階、地下4階、延べ床面積約10万5200平方メートルで高さが150mになる予定。
梅田地区は、伊丹空港の着陸ルートから近く、ビルの高さ制限が設けられています。そのため、この程度の高さがまあ標準という感じです。
明らかになった全体の開発像はこんな感じ。
ビルの8階までは商業施設、高層階はホテルという内容です。商業施設がどのようになるかは、まだ明らかにされていません。
ビルには観光バス発着スペースが整備され、ここから外国人観光客が雪崩のようにヨドバシカメラや新しいビルに押し寄せる姿が目に浮かんできます。
注目はホテルですが、客室数が約1000室になる予定で大阪では最大規模のホテルとなりります。
どのホテルがテナントとして入るかはまだはっきりしていません。
地元のアワーズイン阪急?それとも全国のビジネスホテルチェーン店が進出するのか?
客室数を考えると、中国人観光客に人気のビジネスホテルになるのではないかと勝手に予想をしています。
大浴場や朝食モーニングがついたホテルが人気らしいです。
この辺りは日本のビジネスマンも同じですが(≧▽≦)
大阪は現在ホテル不足が深刻です。もしかして東京以上かもしれません。
出張などで大阪へ宿泊される方は、価格高騰や客室不足に悩まされているようです。
最近は少しマシにはなったようですが。
また、今後訪日外国人旅行者が増えていけば、こんな需要予測もあります。
ホテルだけではとても供給が追いつかないので、民泊に期待がかかるわけですが。
民泊を毛嫌いしている人も多いですし。今後はどうなるのか?
ただ、客室不足に対応していかないと、異常に宿泊料金が高騰し、外国人旅行者が旅行を控える原因にもなりかねません。
そうなれば機会損失ですから、もったいないですね。
ミナミからキタへ外国人観光客の流れも変わるか?
大阪の繁華街といえば、梅田周辺の通称「キタ」と難波・心斎橋周辺の「ミナミ」が2大巨頭です。
ただ、大きさでいうとキタ>ミナミという感じでしょうか。日本人の感覚では。
最近では、グランフロント大阪、JR大阪駅の北駅ビルの再開発、阪急百貨店の建替えなどなどで集客力があります。
しかし、外国人にとってはミナミが人気。
難波・心斎橋は関西空港からのアクセスもよく、道頓堀・千日前のようなコテコテエリアから、銀座のような心斎橋のブランドショップ。
さらに若者が集うアメリカ村、オタクが集うクールジャパンの日本橋と徒歩で行きかう事ができますから、人気もうなずけます。
ある本で見たのですが、「心斎橋は魔都だから気をつけろ」という外国人の発言がありました。
つまり、何でもあるから、いくらでもお金を使ってしまうということ。外国人にとってはそれだけ魅力があるようです。
その流れをキタに変えることはできるのか?
ヨドバシカメラの新しい超高層ビルも、訪日外国人を意識しているのがありありと見えます。
さらに京都や日本全国へのアクセスが良いというのは、梅田の利点かもしれません。
リムジンバスを利用すれば、関西空港から50分程度とアクセスも悪くないため、十分そのポテンシャルはありそうです。