新国立競技場問題が再び再燃か 東京オリンピック予算の爆増に絶句
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リオオリンピックで日本は過去最多のメダルを獲得をして盛り上がっています。
日本中が盛り上がるのは、もちろん喜ばしいことなのですが、その影に隠れて東京オリンピックの予算が爆増しています。
また、いったんは決着したかに思えた「新国立競技場問題」が再び再燃しようとしています。
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東京オリンピックはお金がかからないはずが…
東京オリンピック招致にあたっては、当初はお金のあまりかからない大会という触れ込みもありました。
元都知事もこのような発言をしていましたし。
誤解する人がいるので言う。2020東京五輪は神宮の国立競技場を改築するがほとんど40年前の五輪施設をそのまま使うので世界一カネのかからない五輪なのです。
— 猪瀬直樹/inosenaoki (@inosenaoki) 2012年7月27日
それならと開催に対して前向きになった都民もいたはず。
どうも誤解していた人は、その誤解が間違ってはいなかったようです^^;
コンパクトオリンピックで、東京オリンピックは当初予算を3,010億円と見込んでいました。
それがあれよあれよと暴騰していって、一節では2兆円~3兆円。それがもっと膨らむ可能性も指摘されています。
東京オリンピックの予算が増しても、大会組織委員会がすべてまかなえるわけではありません。
東京オリンピックの立候補の際には、このような条件がついています。
万が一、大会組織委員会が資金不足に陥った場合は、IOCが大会組織委員会に支払った前払金その他の拠出金のIOCに対する払い戻しを含めて、東京都が補填することを保証する。また、東京都が補填しきれなかった場合には、最終的に、日本国政府が国内の関係法令に従い、補填する。
つまり、東京都や国が公金を使って穴埋めをするということです。
東京オリンピックの高騰する予算 誰が穴埋めをする?
このように東京オリンピックの予算が高騰しても、東京都や国が補填することになっています。
まだ、開催地の東京都が負担するならわかるのですが。
経済効果などのメリットもあるでしょうし。
国が負担となると、さらに解せないです。
マスコミなどでは、東京オリンピックは日本全体にその恩恵があるなんて声が聞こえてきます。
ぶっちゃけいうと、東京やその周辺以外は、その恩恵はほとんどありません。
現在東京では、オリンピックもからみ都市開発が進み、建設ラッシュです。
でも、東京以外に目を向けて見ると、そのような建設バブルはありません。
また、オリンピックに訪れた人が日本中を訪れるから、日本全体に恩恵があるという意見もあるでしょう。
以前のように観光後進国の日本であれば、確かにそのような流れもあるでしょうが、今や日本は観光立国になろうとしています。
日本はかつて、その物価の高さから訪問するのを敬遠されていました。
日本の情報が、海外の人に知られていないというのもありました。
それが、今やどうでしょう。
世界でも有数の安全な国で、自然も豊富、都市や交通インフラも整備され旅行がしやすい。しかも食べ物もおいしい。
物価も同レベルで比べると、実は日本は安いんです。欧米はもちろんのこと、周辺のアジア諸国と比べてもです。
旅行するには最高ですが、弱点は英語があまり通じない点でしょうか。
だから、オリンピックがなくても外国人は日本へどんどん訪れていますし、これからもどんどん増えていきます。
2020年を待たずに日本は十分観光立国として成功をして、全国各地にその恩恵が行き渡ることになっています。
オリンピックが開催されるからじゃなくて、日本が旅行先として優れているからたくさんの外国人が訪れるわけです。
新国立競技場問題が再び再燃か
建設費の高騰などで批判があった新国立競技場問題ですが、いったんは新しいデザインで収束したかのように思われました。
しかし、再び問題が再燃しようかとしています。
確かに隈研吾氏が考案した案で建設されることになって、総工費は圧縮されました。
節約できたといっても、それでも1500億円超え。さらに建設関係者からはこんな声も聞こえてきます。
「昨今の資材費や人件費は高騰しているので、建設費は2500億円以上になる」
もしこれが本当だとしたら、かつてのザハ案とたいして変わらないような^^;
迷走中の東京オリンピック。日本人のメダルの期待で浮かれていると、後から思わぬツケがまわってくるかもしれません。