Nani-Sore 何それ?

最近の気になった出来事や話題をご紹介

エアソウルの荷物や座席はどうなる? 那覇、富山や静岡など地方路線はアシアナから変更

SPONSORED LINK

f:id:oraise:20160630142400j:plain

 

「エアソウル」という新しいLCCが誕生します。日本と韓国を結ぶ空路は、JAL、ANA、大韓航空、アシアナ航空などのいわゆるフルキャリアサービスの他にも多くのLCC(格安航空会社)が就航しています。

 

西日本なら、東京へ行くより韓国のソウルや釜山に飛ぶほうが近かったりしますから、数多くの路線が解説されています。

 

短距離ですから、LCCで十分という人も多かったりしますので、LCCの需要も高い路線が日韓線です。

 

日本と韓国を結ぶ空路に新たに「エアソウル」というLCCが誕生します。

 

日韓を結ぶLCCはすでに「Peach」、「イースター航空」、「チェジュ航空」、「ティーウェイ航空」、「ジンエアー」、「エアプサン」など多くの航空会社が就航しているだけに競争が激化しそうです。

 

ただ、エアソウルはPeachのような“ガチなLCC”とはちょっと異なる特徴があります。今回はエアソウルについて、そのサービスなどの詳細についていろいろ調べてみました。

 

SPONSORED LINK

 

エアソウルはアシアナ航空が設立したLCC

 

エアソウルは、韓国の大手航空会社の「アシアナ航空」が設立するLCCです。

 

japanese.yonhapnews.co.kr

 

LCCは、エアアジアのように大手航空会社とは全く異なる経営主体だったり、Peachのような大手航空会社が出資しているケースなどさまざまです。

 

エアソウルは、アシアナ航空が設立するLCCのため、LCCといってもちょっと異なる特徴があります。

 

 

エアソウルはアシアナ航空と共同運航になる予定

 

LCCは、ジェットスターのようにJALと提携をして共同運航(コードシェア)をするケースもありますが、多くは単独で運航をしています。

 

アシアナ航空はすでに「エアプサン」とういLCCを釜山を拠点に設立をしていますが、エアプサンとは共同運航をしています。

 

エアソウルもアシアナ航空と共同運航をする予定になっています。つまり、アシアナ航空で予約をしたところ、エアソウルの飛行機に乗るということなる場合があります。

 

LCCが増えたため、日本と韓国を結ぶ国際線は競争が激化しています。競争の激化に対応するため、アシアナ航空は自社運航便をLCCに置き換える戦略です。

 

そのLCCがエアソウルということなります。

 

主にレジャー路線などがLCCに置き換わる予定

 

日本と韓国を結ぶすべてのアシアナ航空の路線やその他の国際線が、LCCに変わるのではなく主にレジャー路線がLCCに置き換わる予定です。

 

エアソウルは、仁川空港を拠点に、那覇と富山、熊本、松山、旭川、静岡、宮崎、米子、高松、中国・青島、中国・威海、中国・煙台、カンボジア・プノンペン、カンボジア・シェムリアップ、マレーシア・コタキナバル、ベトナム・ダナンの計5カ国・16路線への就航を申請しています。

 

日本では、東京、大阪、名古屋、福岡、札幌などの主要な路線は、従来のようにアシアナ航空の自社の便が運航されます。

 

ただ、那覇、富山や静岡などの地方空港を発着する路線はエアソウルに置き換わることになります。

 

また、日本以外でもレジャー路線がほとんどで、主要な大都市への就航は今のところ予定されていません。

 

ただ、今後は主要都市の路線でも、数便あるうちの一部を置き換えたり、LCCへ完全に置き換わることはあるかもしれません。

 

このように一部の路線が、アシアナ航空からエアソウルに一部置き換わりますので、その路線はアシアナ航空との共同運航を実施し、引き続きアシアナ航空の名でもサービスを受けられる事になる予定です。

 

 

荷物の取り扱いや座席の広さは?

 

エアソウルは、当初アシアナ航空の機材を借りて運航し、その後新しい機材を購入する予定になっています。

 

現段階では、運航証明書(AOC)を取得していませんし、はっきりとした発表はありません。

 

ただ、アシアナ航空が設立したエアプサンと同じようなサービスが行われるでしょう。少なくとも首都ソウルを拠点にする航空会社ですから、エアプサンよりサービスが劣るということはないでしょう。

 

となるとエアプサンのサービスが参考になります。

 

エアプサンの特徴は、Peachやエアアジアなどの本格的なLCCと比べて、若干ですが座席が広くなっています。

 

LCCにしては珍しく、短距離路線は除きますが機内食やドリンクの無料サービスもあります。

 

このようにエアソウルも、エアプサン同様に他のLCCと比べると乗り心地が良かったり、サービスが良かったりするでしょう。

 

荷物に関しては、アシアナ航空便として予約した場合と、LCCエアソウルとして予約した場合で異なる可能性もあります。

 

アシアナ航空便として予約した場合には、アシアナ航空の荷物のルールが適用されるでしょう。

 

一方LCCエアソウルとして予約した場合は、若干厳しい規定があるかもしれません。現在のエアプサンは、国際線では20kgという無料受託手荷物許容量になっています。

 

機内持ち込みは10kgまでとなっているでの、LCCとすればかなりのサービスの良さになると思います。

 

日本への就航は2016年の10月から見込まれています。新たな選択肢ができますね。

 

7月16日追記

 

最新の情報では、エアソウルは、高松線を週5便、静岡線を週5便、長崎線を週4便、広島線を週5便、米子線を週3便、富山線を週3便、山口宇部線を週3便就航する情報が発信されています。

 

静岡と高松線は増便になり、長崎と山口宇部線では新規就航ということになります。

 

那覇に関しては、観光路線ではありますが日本の幹線としての空港を重視したのか置き換えはないとの情報です。