東京五輪招致不正疑惑で世界から厳しい目 舛添都知事叩きの間にひっそりと伝えらるスクープ
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最近のネットやテレビで特に話題となっているのが、舛添都知事の公金不正支出疑惑です。現在舛添都知事は袋叩きになっています。
また、芸能界ではベッキーが不倫問題で謝罪をし、金スマに出演し、こちらもお相手のゲスの極み乙女の川谷絵音とともにかなりのバッシングを浴びています。
日本でのそんな個人攻撃の間に、世界では違ったスクープで、日本に厳しい目が向けらています。
東京オリンピック招致に絡んで、2億円もの大金がIOC委員の息子が経営するコンサルティング会社の秘密口座に振り込まれたということ。
賄賂の可能性もあり、フランス検察が捜査を開始していますが、その捜査の行方によってはさらに大きな問題になる可能性があります。
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英紙「ガーディアン」のスクープで発覚
東京オリンピック招致不正疑惑ですが、イギリスの「ガーディアン」のスクープで明らかになりました。
ガーディアンは、イギリスの大手新聞で文章がわりと難しく、本国イギリスではインテリ層でも読まれる新聞です。
また、文章が日本の難関の英語試験の長文問題にも使用されることもあります。
日本では、現在年明けから週刊文春のスクープが話題となっていますが、ガーディアンは大衆週刊誌とはその特徴が違うマスメディアです。
そのガーディアンのスクープですから信頼性が高いのでしょうか、ガーディアンに続き
CNNやAFPなどの海外主要メディアも報道をしています。
JOCは送金を認めた
この件でJOCのJOCの竹田恒和会長は、送金自体の事実は認めています。ただ、そのお金が賄賂ではなく、
海外コンサルタント料と説明をしています。
ちなみに今回のお金の流れはこんな感じに。
なんかすごいすっぱ抜き記事だぞ、Guardian
— 赤い豚 (@cochonrouge) 2016年5月11日
130万ユーロ、1億6千万近くが隠し口座に振り込まれていて、そこに電通が絡んでるって話だぞ。 pic.twitter.com/9NgAcrG0gV
IOC委員の息子が経営するコンサルティング会社の秘密口座に、「海外コンサルタント料」が入金されています。
まず、疑惑になっても仕方がないのが、IOCの委員の息子の経営する会社に送金されていることです。
金額は億を超える金額で、お正月千葉のホテルで家族で会議よりもかなりの高額です。
確かに高額な金額ですが、適正にコンサルティングを受けていたなら、それほど高くないのかもしれません。
コンサルティングって、形のないものですが、コンサルタントの実績によってはそれほどのコンサルタントフィーを払うのも珍しくないからです。
ただ、ちょっと高額すぎるような気もしますが。
コンサルタント会社の実態不明という疑惑が浮上
コンサルタント会社の実績があれば、海外コンサルタント料として送金されるのも、それほどおかしなものではないかもしれません。
しかし、今回の送金先のコンサルタント会社の実態が不明という疑惑が浮上しています。
ガーディアンのニュースでは、フランス検察が捜査をしていることになっていますが、振込先の会社はシンガポールにあるようです。
ただ、疑惑の会社はシンガポールの公営住宅の1室で、会社としての看板もなくペーパーカンパニーとの疑惑も持たれています。
五輪招致委員会の理事長であった竹田恒和氏が実績のある代理店というこのコンサルト会社のことは、外電ではsingapore shell company(ペーパーカンパニー)と報じられている。 pic.twitter.com/31H3Uu1qAD
— 建築エコノミスト森山 (@mori_arch_econo) 2016年5月13日
う~ん生活感たっぷりですね。シンガポールのオリンピックの海外コンサルタントをしそうな雰囲気は微塵もありません。
元代表がテレビの取材にこたえた様子です。
ラフな格好で玄関先に現れた元代表を名乗る男ですが、「会社はもうない」という回答。
あれれ?? 実績ある代理店が、東京オリンピックからわずか数年で倒産しちゃうの?
日本では取引するとなると、「個人はダメ、きちっとした会社じゃないと」なんて条件がつく場合が多いですが、この会社本当に実態があったのでしょうか?
しかもこの送金なのですが、時期が非常に悪い。
2013年9月の東京オリンピック決定の前後に疑惑のお金が送金されている。
しかも送金の名目が、「トーキョー2020オリンピックゲーム入札」ですからますますあやしい。
状況証拠からすると、かなりあやしく見える今回のオリンピック招致不正疑惑。当然ですが、世界からは厳しい目が日本に向けられています。
今後は捜査の行方次第なのですが、“ホテル関係者の証言”よりは信ぴょう性が高く、LINEの流出ぐらいの高い証拠という感じもします。