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「無駄な税金を納めないのは普通」というホリエモンのツイートに賛否の声 庶民も節税が必要?

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ホリエモンこと堀江貴文氏のツイートでまたまた騒動になっています。問題のツイートはこちら。

 

 

ちなみにホリエモンからバッサリと斬られたニュースはこちら。

 

this.kiji.is

 

ホリエモンの発言については、「無駄な税金などというものはない」、「節税と脱税は違う」などの批判があります。批判にも一理あるし、ホリエモンの発言にも一理あるかなという感じ。ただ、ケンカを売るような発言には、庶民は触発されますよね。

租税回避が、脱税なのか、それとも節税なのかでも意見が分かれそうですし。

 

今回は、パナマ文書に絡んで税金について考えてみたいと思います。

 

 

ホリエモンのパナマ文書報道に関するツイート

 

今回のホリエモンのパナマ文書報道に関するツイートに関する騒ぎは、

 

「高額納税者」 vs 「庶民」

 

という対立構造が浮き上がってきます。

 

つまり、ホリエモンのような高額納税者は、常日頃から多額の税金を徴収されることに不満がある。もしくは納税は仕方がないけれど、納めた税金が無駄に使われていることに不満があるものです。

 

一方一般の庶民それも給与所得者にとっては、常日頃から少ない給料ながらきっちりと源泉徴収で税金は差し引かれ、節税の機会が少ない。もしくは節税はしたいけどやり方がよくわからない。

それなのに、金持ちは自分たちの本来の義務を果たさず、租税を回避して「汚いことしやがって」という感じでしょうか。

 

ホリエモンはこのRTに同意していますが、ココに今回の騒動の本質があるような。

 

 

つまり、政治家は別として、企業や一般人が節税するのがなぜ悪い?という感じですね。租税回避と節税は微妙な問題ですが、脱税、節税、租税回避について考えてみましょうか。

 

 

 

脱税と節税

 

脱税とは、不正に税金の負担を減らしたり免れたりすること。脱税はアウト、違法、ブラックです。これは、政治家だろうが、企業、一般人を問わずやっていはいけません。

 

一方節税は、法律が規定されているメリットなどを利用して、法律の想定する範囲内で合法的に税金の負担を減らしたり免れたりすること。節税はホワイトです。問題ありません。知恵を使った人へのプレゼントという感じでしょうか。

 

ただ、お金を持っている人が、税金の負担を少なくすることで、嫉妬や妬みなどの反感を買う場合はあると思いますが。

 

 

租税回避は脱税それとも節税?

 

では、パナマのようなオフショアを利用する租税回避はどうなのでしょうか?租税回避は脱税でブラックなのか、それとも節税でホワイトなのでしょうか?

 

租税回避は、税率の低い国に所得を移したり、税制の抜け道を探したりして税負担を軽くしようとする行為をいいます。租税回避は一応違法ではないので、脱税とまではいえません。

 

では、節税かというとそうともいえないところもあります。節税は法律の想定の範囲内ですが、租税回避は法律の想定の範囲外で、形式的には違法でなく合法です。ただ税の公平性に反する行為といえ、ホワイトとブラックの中間のグレーという感じです。

 

ですから、政治家は倫理的責任はあります。なぜなら公平な税負担の法律をつくっている側ですから、その人達が自ら制度の抜け道を利用する行為はアウトですね。

 

しかし、一般人は微妙なところです。合法なので少なくとも犯罪にはならない。ただ公平性に反するし、ダーティーな部分があるので批判されるのは仕方がないでしょう。

 

 

節税意識は持ったほうが良いかも

 

このツイートが象徴するように庶民も節税の意識は持ったほうが良いでしょう。

 

 

海外のオフショアを利用する租税回避などは、ある程度の資産がないとそのメリットもないでしょうが、日本国内の節税はやってみるべきでしょう。

 

収入が少なければ、節税の効果は少ないですが、それでもメリットはあります。ホリエモンのような金持ちに馬鹿にされないように、しっかりと知識だけは得たほうが良いでしょう。節税、租税回避をやるやらないを別にして。

 

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