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生命体が存在するかもしれない3惑星を発見 大きさも温度も地球レベルで距離もわずか39光年!

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地球外生命体は存在するのか?こんなことを考えると、なんだかロマンがありますよね。これだけ広い宇宙だから、地球のような星があってもおかしくないはず。

 

現代の科学ではなかなかその存在を確認するのが難しいのですが、大きさや温度が地球のような惑星が3個発見されました。何らかの生命体が存在するのではないかと注目されています。

 

www.afpbb.com

 

それらの惑星までの距離もわずか39光年と、驚きの結果も出ています。今回は、生命体の存在の可能性のある新たな3惑星発見のニュースについていろいろ調べてみました。

 

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恒星、矮星、惑星とは?

 

今回のニュースを見るにあたって、人によっては「それって何?」という用語も多いと思うので、まずは用語の説明から。

 

恒星とは、自ら光を光を放っている高温のガス球です。太陽がその例です。ちなみに月は光っているようにも思われますが、恒星ではありません。なぜなら、月は自ら光を放っているのではなく、太陽に照らされて光っているからです。

 

夜空を見上げると、無数の星が見えますよね?都会ではそうでもないですが、山などへ行けばそれこそ宝石箱のような星空が見えます。その光り輝く星は惑星もあるものの、ほとんどは恒星です。

 

続いて惑星です。惑星とは恒星の周りをまわっている球体で、自らは光を放っていないものです。惑星といえば我々の地球ですが、太陽系でも水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星などです。

ちなみに月は惑星ではありません。月は地球の衛星です。惑星の周りをまわっているのが衛星です。

 

続いて矮性。「わいせい」と読みます。矮星とは、半径と光度の小さい恒星のことです。恒星の一種ですが、簡単にいうと小さくて暗いものです。

 

 

従来は太陽のような巨大な恒星の周りを調べられていた

 

生命体が存在するには、地球と同じような条件が必要になってきます。大事なものは、生命にとって 不可欠な液体の水の存在を可能にする温度環境です。

 

そのため、太陽のような巨大な恒星の周りにある惑星ですと、恒星の影響でその温度環境の条件を満たす可能性があります。ですから、地球に似た惑星の探索はこれまで、太陽のように巨大で高温な恒星の周囲を中心に行われてきました。

 

 

発見された3惑星は矮星の周りに存在

 

今回発見された3惑星は、巨大な恒星の周りではなく、太陽よりももっと小さく、超低温の矮星の周りで発見されています。ここが今回の発見のとても重要な点でしょうか。

 

矮星のように、太陽と比べて暗くて、温度も低くくても、惑星自体がその矮星と近い距離あれば、理論的には生命体存在に適した温度環境を保てる可能性がありますからね。

 

ですから、3惑星を発見した国際研究チームも、矮星の中でも、特に可能性が高い、太陽の8分の1程度の大きさではるかに低温の矮星「TRAPPIST-1」に狙いをつけて調査を行ってきました。

 

そしてその研究結果が、英科学誌ネイチャーに論文として発表され3惑星の存在が人々に明らかになっています。

 

論文の主執筆者のベルギー・リエージュ大学(University of Liege)天体物理学者マイケル・ギロン(Michael Gillon)氏は次のように語っています。

 

「太陽系外で生命の化学的痕跡を発見した初めての機会」

「銀河系全体でみれば、こうした惑星が数十億個存在するだろう」

 

地球外生命体の存在について、探す対象がより増えるわけですから、今後は、より地球生命体が見つかる可能性が増えるでしょう。もしかしてエイリアンに遭遇するなんてこともあるかもしれませんよ。