若者の車離れは日本だけ? 海外ではどうなの?
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若者の車離れが顕著になっています。東京や大阪などの公共交通機関の発達した場所に住んでいると確かに車の必要性があまり感じられませんからね。
近年はインターネットやスマホの登場で、娯楽も多様化。車以外の楽しみはいろいろあります。
さらに車を持つにも、車自体が高価なものだし、さらに駐車場や税金、ガソリン代など維持費もバカになりません。最近は非正規雇用も増え生活するだけで精一杯という人も多いですからね。
そんな若者の車離れが顕著な日本ですが、はたして海外ではどうなんでしょう?海外では公共交通機関が日本ほど発展していない都市がほとんど。だとすると車離れはそれほどでもないような気がしますが実際にはどうでしょうか?
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車大国アメリカの場合は!?
車大国といえばやっぱりアメリカ。広大な国土にハイウェイが整備され車なしでは生きれないというような感じですよね。
それにアメリカは日本ほどガソリンも高くないし、駐車場も国土が広いから安そうです。こんなお国柄ですと若者の車離れは進んでなそうですよね?
実はアメリカでも若者の車離れは進んでいます。こちらの少し古いですがCNNのニュースでその現状が指摘されています。
米国の新車購入者に占める18~34歳の割合が、過去5年で30%も落ち込んでいるという調査結果です。
リーマンショックによる不景気の時代のデータも含まれており、不況による失業や給料のダウンなどが影響しているのではという意見もあります。
しかし、アメリカでも若者の車離れは現代のトレンドという意見も多くあります。つまり日本と同じようにネットやスマホの普及がとても大きい。
さらにカーシェアリングなどのサービスの普及も大きいでしょう。アメリカは車が必要な社会ですが、人によっては毎日必要とまではいえません。特にニューヨークなどの大都会に住んでいればなおさらです。
頻繁に乗ることがない車に高い保険料を払っても意味がないという考える人が増えたのも大きいでしょう。
さらに記事でも指摘されているように、「若者の楽しみの変化」も見逃せません。最近は車に乗って出かける楽しみより、ソーシャルメディアなどネットを通じて人と会ったり交流したりできる世の中になり楽しみも増えましたから。
あの名車を生んだ国でも若者の車離れは進んでいる!?
「赤い跳ね馬」のエンブレムのフェラーリ。イタリアが生んだ名車ですね。イタリアは、F1などモータースポーツが盛んな国だから車好きも多いんです。
そんなイタリアでも若者の車離れは進んでいるのでしょうか?
結論的にはイタリアでは日本ほどの若者の車離れは進んでいないようです。また北米に比べてもそれほど顕著ではないようです。
なぜならイタリアでは多くの人がマニュアル車を好んで乗りドライブを楽しむようなお国柄。やはりラテンの血がそうさせるのでしょうか?
しかし、最近のイタリアは監視カメラを使うなどしてちょっと違法な運転に対する取り締まりお厳しくなっている。またグローバルな潮流で、ネットやスマホの普及によるコミュニケーションの変化や楽しみの変化もイタリアにも及んでいるようです。
イタリア人といえば、“ナンパ上手”とか、“誰とでも友達になりそう”なイメージがあり、実際直接会っておしゃべりするのも大好きですよね。そんなイタリア人でもネットの普及によって楽しみやコミュニケーションも変化するのです。
ネットやスマホの普及による若者車離れは、日本だけでなく先進国全般の潮流なのかもしれません。
マイカー自体を都心に入れない国も出てきた
さらに若者だけでなく、都市の中心部からも車を排除しようという動きも出てきています。
ノルウェーの首都オスロ市議会が、2019年までに、中央駅や市庁舎などがあるオスロ中心部約3㎞圏内への自家用車の乗り入れを、全面的に禁止することを発表しました。
若い人が車を乗らない理由にエコのため、環境保全のためという立派な理由を持っている人もいるでしょう。排ガスをまき散らす車はやっぱり環境には良いとは言えないですからね。
オスロ市も温室効果ガス排出量を5年以内に半減、30年までに95%減らすという目標のために大胆な交通規制を掲げました。バスやトラムが運行はされますが、自家用車に乗るのではなく、それらの公共交通機関を利用させるわけです。
凄いですね!大胆すぎます。この政策を推進するために自転車道60kmの整備も実施されるということ。これからは車は若者はもちろん多くの人にとって、地球を汚したり、余計なお金を使う道具に成り下がっていくのかもしれません。
自転車が最高のクールな乗り物になることも近いかも!?