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女性専用車両は痴漢から身を守るための効果は? 隠された本当の目的とは?

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女性専用車両が導入が進んでいます。女性専用車両について興味深いニュースが流れてきました。

 

 

そのニュースはこちら。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

 

確かに痴漢は後を絶たないし、女性の身を守ることは必要。でも女性専用車両の効果ついては気になるところです。

 

このニュースの記事の考察など女性専用車両についていろいろ調べてみました。

 

 

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女性専用車両の効果は? 警察庁や大阪府警の統計では?

 

全国の列車内での特に悪質な強制わいせつの認知件数(被害届の提出件数)のピークは01年の532件



2001年3月に京王電鉄が導入し、京阪神の主要鉄道会社が女性専用車両を導入し始めたのは2002年ごろ。


2002年ごろからかなりの鉄道会社で女性専用車両が導入されたのです、悪質な強制わいせつの認知件数は、


  • 02年は493件
  • 05年までは500件前後
  • 09年には400件を割り、その後300件前後で推移



ピークと比べると確実に減ってはいます。ただし、専用車両の効果かどうかについては、警察庁は「お答えすることが困難」というコメントがあります。


さらに大阪府警のデータでは、

大阪府内の認知件数は01年が35件で、02年は48件に増加。30~40件前後で推移した後、08年は19件に減ったが、12年には49件に増え、14年まで40件台が続いている。


これで見ると女性専用車両が導入された2002年は増えています。痴漢が駆け込みで実行したのでしょうか?

 

いずれにしても年によってバラつきがあり女性専用車両の効果のほどの判断は難しそう。

 

 

鉄道各社の分析は?

 

では警察の統計ではなく、実際の鉄道会社の分析はどうなんでしょう?

 

大阪市交通局


列車内の痴漢被害の届け出件数は、御堂筋線が導入した02年度は111件だったが、14年度は48件。谷町線は導入した03年度が5件で、14年度は13件と逆に増えたが、「谷町線については、元々の件数が少ないので、効果は判断できない」(担当者)。

 

大阪市営地下鉄では一定の効果はあったという回答。



南海電鉄

「痴漢被害の申告件数は過去3年間で増えている。ただ、女性に安心感を持ってもらう意味では、一定の効果があったと考えている」と評価する。

 

南海電車では、数字上での効果はあまり見られないものの、安心感を考えると一定の効果があったという回答。


阪急電鉄、京阪電鉄

 

痴漢被害の件数を「非公表」

 

阪神電鉄

 

「データを取っていないので、あるともないとも言えない」

 

近畿日本鉄道

 

「女性などから好評な一方、男性などから反対意見もある。増減の数値は集約していない」

 

JR西日本近畿統括本部


「被害件数を集計していないので、分からない」。

 

 

明確な効果については鉄道会社でまちまちですが、ちょっとはっきりしない回答が多いですね。結論からするとある程度の効果があったかもしれません。ただ女性専用車両は反対意見も根強く、反対する勢力を説得するほどの材料にはなっていないといえるでしょうか。


今回の記事では、関西の鉄道のデータを紹介していますが、関西と関東の鉄道では女性専用車両について大きな違いがあります。

 

 

女性専用車両の関西と関東の違いは?

 

女性専用車両は関西と関東の鉄道では大きな違いがあるようです。

 

www.nikkei.com

 

 

記事によると、女性専用車両は


  • 関西では終日運行主流
  • 東京都内では終日運行する路線はゼロ



このようになる理由は、まずは痴漢被害の多さが関係していると思いきや、実際の痴漢被害は08年以降、東京都の件数は大阪府の3.1~13.7倍に上り人口比を考えても、また昼間も混雑しがちな東京のほうが必要性は高そうです。


これについては、

「東西の混み具合の差が理由の一つです」と説明してくれた。「専用車両を設けると他の車両が混みやすくなるため、迷惑行為が起きやすい時間帯以外は実施が難しいのです」


確かに一理あります。

 

 

女性車両の位置については、

 

  • 関西は中央
  • 東京は端

 

理由については、

 

東京では大半の路線が先頭か最後尾にある。「乗務員に近く、何かあった時に対応しやすい」(東武)からといい、防犯優先といえるだろう。一方、関西では大半の路線が列車の中央付近に設ける。「分かりやすさを重視」(JR西)、「混みにくい位置」(阪急)など、女性客の利便性や快適性に重きを置く。

 

男性の理解度にも温度差があるようです。

 

。東京急行電鉄は05年、東横線で終日運行を始めたが、わずか1年で朝夕の時間帯限定に戻した。「『不公平だ』との意見を含め賛否もあり、利用者が少ない日中はやめました」と担当者は話す。 

 

大阪市交通局は「02年の導入当初は『逆男女差別だ』など批判も受けましたが、最近はわずかです」と話す。実際にホームで男性客に聞いてみた。「女性のためには、ええんとちゃう。不公平とは思わんなあ」(30代会社員)。「合理的や。ずっと昔からあったような気がするわ」(60代自営業) 

 

大阪については駅のホームで聞いただけなので、たまたまそういう人だったかもしれませんから、これが大勢の意見がどうかは微妙です。

 

ただ、終日運転でしかも中央の乗りやすい位置を続けられる関西の鉄道では、あまり声を大にして反対を唱える人は少ないのかもしれません。単に女の人が強いというだけかもしれませんが。

 

以上のような痴漢対策としての女性専用車両の意義がある反面隠された本当の目的を指摘されている人がいます。

 

 

女性専用車両隠された本当の目的とは?

 

こちらのサイトでは、女性専用車両について以下のような指摘をしています。

女性専用車両限定広告実施状況:JR東日本

 

 

割高な広告料金で金儲け
こんなおいしい「商売」はやめられません


「女性専用車」と称している車両では、実施時間帯になると不当に男性客を排除して、女性だけの空間を生みだしています。
それに目をつけて、ここに女性向けの商品等の広告を出せば、極めて訴求効果が高くなるだろうと目論んだ一部の鉄道事業者は、割高な料金を設定してスポンサーを募集 

 

確かに日本の消費を握るのは女性と躍起になっている企業は多いですからね。女性専用の空間に女性が喜びそうな広告を出せば訴求効果は高くなりそうです。

 

広告の費用対効果を考えると確かに美味しいビジネスです。世の大半の真面目な男性からすると、男を一色単にして痴漢というような扱いは勘弁してくれと心の中では思っているかもしれませんね。