野菜高騰でついに給食まで中止に 原因や対策 高値はいつまで続く?
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野菜の価格の高騰がすさまじいです。
スーパーに行っても、ほとんどの野菜が平年よりも高く、中には数倍にも及ぶ野菜もあります。
でも、この原因って何なのでしょうか?
最近は、秋晴れの日が続き天候や気温によって、それほど野菜の価格が高くなるような感じはしないのですがね。
この異常なほどの野菜の高騰の原因について、また現時点で対策はどのようにすればよいのでしょうか?
いったいいつまでこの高値が続くのかも気になるところです。
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野菜の高騰によって給食が中止になる事態に
野菜の高騰は家計を直撃するだけにとどまりません。
ついに小学校と幼稚園の給食が中止する事態に発展しています。
給食の中止に踏み切ったのは、三重県鈴鹿市。
予算内で給食の食材を確保するのが難しいため、市の教育委員会は来月と再来月に計2日間、市立のすべての小学校と幼稚園で給食を中止することを決定してます。
農業主体の地方都市って、普段は野菜がすごく安い印象があります。
地元の農協の直売や農家の野菜の無人販売では、新鮮な野菜が驚くような価格で売られているのが普通ですから。
そんな地方都市で起こった給食中止ですから、野菜高騰の深刻さが浮き彫りになった形です。
鈴鹿市の市立の小学校と幼稚園では、1人当たり1か月4100円の給食費を集めて給食を提供しているようですが、これでは今の野菜高騰にはとても対応できませんよね。
だって、こんな感じですさまじい価格になっていますからね。
お鍋の時期に白菜一玉が650円に
朝晩冷え込む時期がやってきました。ちょっと前までは真夏日なんて日があったのですが、季節の移り変わりは早いものです。
これからの季節といえば、お鍋。
お鍋は美味しいし、家族や仲間でワイワイしながら食べられるのも魅力ですよね。
それに作る側の主婦もちょっと楽をできますから。
献立に困ったときは、鍋というご家庭も多いのではないでしょうか。
この季節、いつもならお鍋が頻繁にメニューになるのに、今年はちょっと事情が違います。
だって、お鍋に欠かせない白菜の値段が以上に高くなっていますので、家計を考えると気軽にお鍋にすることはできません。
白菜といえば、秋冬の旬の野菜ですからたくさん収穫があり、この時期は例年とても安いです。
スーパーで4分の1玉100円ぐらいでしょうか。半玉や一玉なら200円なんてことも決して珍しくはないはずです。
今年はなんと白菜一玉650円というものまで登場。
これでは、気軽にお鍋にすることも躊躇してしまいます。
野菜のほとんどが高い
白菜だけ高いのならまだしも、スーパーに行くと野菜が軒並み高いのが現在の状況です。
この時期は白菜とともに活躍が増える大根。栄養もたっぷりありますし、健康のためにも欠かせません。
通常ですと例年、1本100円なんてことも普通にありますよね。
それが、今年は100円で大根1本なんてとても買えません。大根2分の1で200円とか、1本300円なんて値段も良く目にします。
さらににんじんも高いです。にんじんは比較的年中安く販売されている商品ですが、最近では品薄のため安値で手に入れることは難しい状況です。
イオンで安いにんじんを目にする機会があったのです、産地はオーストラリア産になってました。
野菜高騰の原因は何?
最近、国産の野菜の高騰は凄まじいのですが、なぜこれほどもまでに高くなっているのでしょうか?
その原因は9月に台風が日本列島を集中して接近した影響があります。
今年は7月までは台風の発生のニュースをほとんど耳にしない珍しい年でした。
しかし、その流れは8月以降に一変。
台風が次から次へと日本列島へ接近。さらに9月は秋雨前線の停滞時期で、普通でも日照が不足しがちなところに、今年はドカンと前線が停滞。
極度の日照不足によって、今のような野菜の暴騰になっているわけです。
さらに最近ではそもそも野菜をたくさん食べなくなっていることも一因です。
野菜を食べなくなっているので、農家もそれほど多く作ることができなくなっています。
だって、たくさん作っても、需要と供給のバランスが崩れ、値下がり農家は儲ける事ができないですから。
少ない野菜生産を計画していたところに、台風などの天候要因が重なり、今のような異常な高騰につながったわけです。
野菜の高騰はいつまで続く?
家計を直撃し、給食を中止に追い込むほどの野菜の高騰ですが、この高値はいつまで続くのでしょうか?
最近になり、晴天の日が続き日照時間は改善されました。
そのため、意見が分かれているものの、農水省では当初は10月末頃~11月はじめぐらいに価格が落ち着く予想をしていました。
しかし、11月になっても相変わらず野菜の価格は変わらず高いまま。
野菜不足のため、農家も早めに収穫してきたという事情もあるようです。
この高値は、おそらく11月中旬、最悪は11月いっぱい迄続くかもしれません。
野菜の高騰 何か対策はある?
まだまだ野菜が高いままであれば、家計のためには何か対策が必要でしょう。
その対策は、安い野菜を使って料理を工夫して作るというのが一番の方法です。
カット野菜は安かったりしますが、安全性を考えるとあまりオススメはできません。
また、冷凍商品も対策にはなりますが、必要な野菜を冷凍食品だけに頼ることもできないでしょう。
冷凍食品はあくまでも補充的な役割にとどめるべきでしょう。
生鮮食品で安い野菜となると、今でももやし、玉ねぎ、じゃがいもは価格が安く安定しています。
これらの野菜を中心に献立を作るのが良いでしょう。
また、さつまいもや果物ですと柿は比較的高くなっていません。
野菜不足による影響を果物をたくさん食べて補うのもひとつの方法です。ただし、甘い果物の糖分は少々要注意ですが。