リオ五輪の観戦率トップは男子体操団体 過去の五輪の結果でも見えた人気競技の特徴
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リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックが幕を閉じましたが、まだまだ熱戦の記憶が目に浮かんでくる時期ですね。
リオ五輪でどの競技が、より多くの人が観戦したのかという調査結果が明らかになっています。
トップは男子体操団体。
アテネオリンピックの「新月面が描く放物線は栄光への架け橋」でしたっけ?
アナウンサーの実況が名言にもなりましたよね。
あれから12年ぶりのメダルですからね。やっぱり団体競技は喜びもひとしおですね。
今回は過去のオリンピックの結果も見ながら、人気競技の変遷をみていきます。
その人気の秘密がわかりますね~。
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リオオリンピックの観戦率トップ3は?
産業能率大学スポーツマネジメント研究所による、「リオ五輪の競技に関する調査」では、リオオリンピックの観戦率が調べられています。
結果は、
1位が「体操男子団体」
2位が「卓球女子団体」
3位が「競泳男子」
という結果が出ています。
特徴的には、やはりメダルを獲得した競技は強いということですね。
また、大会前からの金メダルの期待が大きい種目は強いですね。
まずは体操男子団体。
王者内村を中心にまとまったチームの日本。内村にとって今回こそ悲願の団体金メダルでしたから。
アテネ五輪の時は、28年ぶりの金メダル。かつてのお家芸であった「体操ニッポン」が復活した瞬間です。
日頃、体操はそれほど注目が高いわけではありません。
体操の大きな大会も、どちらかというとひっそりと行われるような感じですから。
それが、この高い注目。
やはり、金メダルの期待が高かったことと、アテネのあの実況の名言も効いていますよね。
また、アテネのような鳥肌が立つような瞬間と、名文句をその瞬間に聴いてみたいという人も多かったのではないかと推測されます。
さらに、やはり和を重んじる日本は、個人競技よりも団体戦の方が好きなのかもしれません。
それが、2位の卓球女子団体にもあらわれていますね。
卓球は、一昔前までは地味な競技の代名詞のような存在でした。
それが、最近では世界卓球がテレビ東京で放映されるようになり、一躍人気が上がりましたからね。
その人気を牽引したのが、福原愛や石原佳純などの人気選手の存在。
特に愛ちゃんは、小さな頃から卓球人気を支えてきたようなアスリートです。
前回大会のロンドンオリンピックでの史上初の銀メダルの獲得。
今回もその感動の瞬間をまた再現してほしいという思いが、トップ2という結果になったのでしょうか。
今回卓球は男子も躍進し、卓球がさらに人気になりそうな気配があります。
3位の競泳男子は、やはり絶対的エースの萩野公介の存在が大きいですね。
リオオリンピックの競泳ではいきなり萩野公介と瀬戸大也の同級生のライバル対決。
日本人としては、これほどエキサイティングなシチュエーションもなかなかありません。
体操の内村もそうですが、金メダル確実のような絶対的なエースがいる競技はやっぱり強いですね。
以上つらつらとリオ五輪の観戦率トップ3をみてきましたが、同じような傾向は前回大会のロンドン五輪でもありました。
ロンドン五輪の観戦率トップ3の選手と競技
産業能率大学スポーツマネジメント研究所による同じ調査がロンドンオリンピックの際にも行われています。
調査の結果観戦率トップ3は次の3つ。
1位が「サッカー女子」
2位が「体操競技男子」
3位が「卓球女子」
サッカー女子は、ワールドカップで世界一に輝いた事が何といっても影響していますよね。
ワールドチャンピオンですから、金メダルの期待も大きいわけです。
やはり多くの人は、オリンピックでの金メダルの瞬間を見たいと思っていますよね。
それが、団体競技なら感動も数倍ということでしょうかね。
ただ、女子サッカーは今回予選落ちという結果です。今後の人気低迷がちょっと心配ですね。
続く2位は、リオではトップだった体操男子。
内村のように強い存在がいれば、やはり人気も安定をしています。
3位はリオでは2位だった卓球女子。強さも去ることながら、この結果は人気者の愛ちゃんの存在が大きいのかなという気がします。
それは、観戦率トップ3の選手でも現れています。
1位が「北島康介」
2位が「澤穂希」
3位が「福原愛」
1位と2位は、それぞれ競泳とサッカー女子の絶対的なエースですからね。
北島選手のオリンピックでの強さから、また多くの人が金メダルを期待したでしょう。
澤選手は、世界の最優秀選手にも選ばれ、注目度がグ~ンと上がっていましたからね。
女子サッカーはワールドカップの優勝で、一気に人気が上がりましたからね。やはりテレビなどのマスコミの影響は大きいです。
さらに、福原愛選手も小さなころからマスコミに脚光を浴びていた人気者でしたからね。
やはりオリンピックの観戦率トップは似たような傾向がありますね。
ちなみに北京オリンピックの調査(産業能率大スポーツマネジメント研究所調べ)では、感動度の高さは以下のようになっています。
1位 北島康介(競泳)
2位 上野由岐子(ソフトボール)
3位 朝原宣治(陸上トラック)
4位 内村航平(体操)
5位 内柴正人(柔道)
6位谷本歩実(柔道)
7位 末綱聡子(バドミントン)
8位 伊調馨(レスリング)
9位 吉田沙保里(レスリング)
10位 末續慎吾(陸上トラック)
やはりメダリストは強いですね。
リオ五輪の陸上男子4×100mリレーは銀メダルでしたが、「まさかメダルなんて!」と思っていた人は多かったと思います。
陸上男子トラックの結果は4位でした。
もしこの競技がメダルの期待も大会前から大きければ、もっと注目をされていたのかもしれませんよ。
さて、2020年の東京は、どの競技、誰が注目をされるのでしょうか?