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五輪2連覇の内村航平は東京五輪でも金メダルを獲得できるか? 年齢と本人の気持ち

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リオデジャネイロオリンピック体操男子個人総合で2連覇を果たした内村航平。最後の鉄棒での大逆転を大興奮で見ていた人も多いはず。

 

世界選手権の6連覇と合わせて、まさに体操界のキング。今後はさらに連覇の記録を伸ばすのかが注目されますね。

 

気の早い人は、次の東京オリンピックの出場や、個人総合3連覇、団体総合の2連覇を期待してしまうでしょう。

 

でも、内村は4年後の次のオリンピックはどうなのでしょうか?年齢的な面や本人の気持ちなど探ってみました。

 

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内村は年齢的には東京オリンピックはどうか?

 

アスリートにとって避けられないのが、年齢による体力や技術の衰え。実力が拮抗するオリンピックの舞台で、年齢は実力を発揮するための弊害にはなることがあります。

 

では内村選手はどうなのでしょうか?

 

内村航平選手は童顔なのでとても若く見えますよね?

 


 

人によっては、20代前半ぐらいというイメージを持っている人もいるかもしれません。

 

特に外国人は日本人と比べると、年齢の割には老けて見える人が多いですから、外国人からは内村選手は若く見られているかもしれません。

 

現在の内村選手の年齢は27歳。

 

誕生日が1月3日になりますから、東京オリンピックでは、31歳ということになります。

 

では、この年齢は体操競技ではどうなのでしょうか? 一般的に27歳といえばアスリートにとって「油の乗った」という表現があうかもしれません。

 

しかし、年齢の影響は競技によって異なります。早く引退を余儀なくされる競技もあれば、長くトップクラスで現役を続けられる競技もあります。

 

ただ、体操は見た目はとてもハードです。体力の衰えがそのまま演技に影響を及ぼしそうです。

 

しかも最近ではE難度など、難易度の高い構成が求められますからなおさらですね。さらに、落下や転倒などによるケガもありますから。

 

では、かつてのオリンピックチャンピオンなど有力な選手はどうだったのでしょうか?特に難易度の高い競技が要求される最近のオリンピック選手の年齢について調べてみました。

 

 

北京五輪金メダリスト楊威の場合

 

一番参考になりそうなのは、2000年シドニーオリンピックで銀メダルに輝き、8年後の地元開催の北京オリンピックで個人総合金メダルに輝いた楊威でしょうか。

 

楊威は、1980年2月8日生まれの36歳。つまり、シドニーオリンピックでは20歳、北京オリンピックでは、28歳という年齢です。

 

内村が今回のリオ五輪では27歳ですから一つ年齢が上だったわけです。では、楊威はいつ引退したかというと、北京オリンピックの翌年2009年に現役引退をしています。

 

引退が体力の衰えなのかどうかは定かではありません。中国ですから自国開催のオリンピックで金メダルとなると、相当な名誉を得たと思われます。

 

ですから、その名誉を汚さないためにも早期に引退しということは考えられます。まだトップクラスで入れるのにです。

 

逆に、自国開催のオリンピックだからこそ、多少我慢をして競技を続けてきたという可能性もなくはないでしょう。

 

内村選手は東京オリンピックでは、年齢は楊威の北京オリンピック時より3歳上ということになります。

 

この3歳という数字は、かなりの違いともいえます。ただ、自国開催ということは大きなモチベーションになります。

 

しっかりと肉体をケアしていれば、決して無理がない年齢ではないでしょう。まだまだ金メダルだって狙えるのではなかいかと思われる。

 

特に内村選手のように、世界選手権個人総合6連覇という実績は、身体のケアをしっかりとしていなければ、決して達成できる記録ではないですからね。

 

日本人では内村選手の前の世代、アテネオリンピックの団体総合金メダルのメンバーはどうなのでしょうか?

 

 

アテナオリンピックの冨田や塚原の場合

 

アテネオリンピックの金メダルメンバーで内村と同じようなオールラウンダーといえば、富田洋之や塚原直也でしょうか。

 

ともにオリンピックの個人総合ではメダルがありませんが、世界選手権の個人総合では、富田選手が2005年に金メダル、塚原選手が1999年に銀メダルに輝いています。

 

富田選手は現在35歳。北京オリンピックの時は、27歳で、2008年の12月には引退をしています。

 

ちなみに北京オリンピックの個人総合では4位という成績でした。

 

塚原選手は現在39歳。アテネオリンピックの時は、27歳。塚原選手は、現在オーストラリア国籍を取得しています。

 

リオデジャネイロオリンピックも出場を目指していたのですが、残念ながら代表選考会で3位という結果になり、その夢は果たせませんでした。

 

そして引退は今年3月。38歳という年齢で引退をしています。

 

以上の年齢でいうと、20代後半は体操選手にとって一つのターニングポイントになりそうです。

 

ただ、塚原選手のようにモチベーションさえ高く持続できれば、30代後半でもオリンピックを目指すという例はあります。

 

メダルの獲得となると、かなり厳しい状況ですが。

 

 

内村の気持ちはどうなの?

 

東京オリンピックへの気持ちは内村選手自体はどうなのでしょうか?年齢も重要な要素ですが、それ以上に本人の意欲や気持ちは大事なことです。

 

この点、こちらの記事では内村選手の現在の心境を紹介しています。

 

その中で、このような内村選手の発言を紹介しています。


「自分が東京五輪まで個人総合のトップだったら日本の体操界は終わる」


世代交代を意識した発言です。新たに白井健三(19=日体大)のような将来を有望視される選手の台頭もあります。

ただ、床や跳馬ではトップクラスでも、個人総合でメダルを争うオールラウンダーとしてはまだまだです。

白井は、大舞台でも物おじしないという、精神的なタフな面もあり、内村も自身の後継者は白井という考えもあるでしょう。今後は白井の成長自体で内村の今後も決まってくるのではないかと思われます。

 

さらに、こんな関係者の証言もあります。

 

「内村はいつかは自分の新技を作りたいという願望がありました」(体操関係者)

 

今までは、オールラウンダーとして、あまりリスクのある大技を演技に盛り込むことはできなかったという事情もあります。

 

今後は、種目別などでメダルを目指し、自分の新技を作るとうという野心は見え隠れします。

 

いづれにしろ、内村航平選手のモチベーションはまだまだ高く、東京オリンピックでもその勇姿を見られる可能性は高いといえるでしょう。

 

団体はもちろんのこと、種目を絞れば十分金メダルということもありえますね。