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東京五輪マラソンスタート時間が朝5時になるかも 増田明美さんの訴え

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リオ五輪の開幕まで1ヶ月を切りました。同時に後4年経てば東京オリンピックが開催されるわけです。

 

連日この時期は暑くてたまらないですよね!しかもオリンピック・パラリンピックが開催される7月末から9月初めは、特にオリンピック開催期間は暑さのピークです。

 

室内競技はまだ冷房が効いていたり、日陰になるのでまだましですが、やはり深刻なのが屋外の競技です。

 

特にマラソンは、ただでさえ過酷な環境なのに、さらに暑さがランナーの体力を襲います。

 

ランナーだけでなく沿道の観客も大変です。お目当ての選手見たさに暑さを我慢し、熱中症で搬送されるような事態も想定されます。

 

そんな過酷な状況に物申すのが、詳細すぎるマラソン解説でおなじみの「増田明美」さん。

 

マラソンのスタート時間を大幅に早めることを提言しています。放送するテレビ局や、番組を見る視聴者の反対もあるかもしれませんが、どうなるのでしょうか?

 

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男女ともマラソンは午前7時半スタートを予定

 

2020年の東京オリンピックでは、女子は8月2日、男子は最終日の8月9日に開催が予定されています。

 

スタート時刻はともに午前7時半。

 

この時間を見て「おいおい早すぎない?マラソンのスタートって正午だよね」

 

「距離のもっと長い箱根駅伝でさえ、8時スタートのはずでは?」

 

という感想を持つ人もいるかと思います。

 

ただ、一般的に冬に行われるマラソンレースは、正午のスタートでもコンディションは問題ありません。

 

しかし、オリンピックは真夏、しかも近年暑さが尋常ではない日本での開催ですからコンディションは最悪です。

 

観客特に選手の体調を考慮して、このような早朝のスタートが予定されているわけです。

 

 

2007年の世界陸上大阪大会は午前7時スタート

 

このような早朝スタートは前代未聞かと思いきや、すでに例があります。2007年に開催された世界陸上大阪大会では、8月24日から9月2日に開催されましたが、マラソンのスタートは午前7時でした。

 

この時も日本側は、テレビ放送を考慮してもっと遅い時間のスタートを主張していたようですが、国際陸上競技連盟から反発もあり、早朝のスタートになった経緯があります。

 

世界陸上が、東京よりさらに暑いといわれる大阪での開催ですが、8月末ぐらいの開催と8月初旬の開催では、より東京オリンピックのほうが過酷な状況のようにも感じます。

 

例年8月末ぐらいから、最低気温は下がりだす時が多いですからね。両大会とも多少の違いで、五十歩百歩という感じもしますが^^;

 

それでも30分ほどスタートの予定が遅れたのは、マスコミの粘り勝ちなのでしょうか?

 

 

増田明美さんはさらに早いスタート時間を提言

 

早起きが辛いという声も聞こえて来そうですが、さらにスタート時間を早めるよう提言をしている人がいます。

 

詳しすぎるマラソン解説でおなじみの増田明美さんが、スタート時間を午前5時に変更するように意見をしています。

www.hochi.co.jp

 

「そんな時間ならほとんど寝る時間だよ」という人は徹夜して見れば良いのですが、ちょっと早起きが辛い人もいそうです。

 

ただ、この開始時刻が異常かといえばそうでもありません。

 

例えば、日本人もたくさん訪れるホノルルマラソンも午前5時にスタートされます。

また、増田明美さんの発言では、タイのバンコクのマラソンは午前3時にスタートするようです。

 

となると、5時スタートは全然常識外ということでもなさそうです。少なくとも東京の8月は、バンコクと同程度、むしろそれ以上の暑さですから。

 

7時半スタートとなると、多くの選手は10時前後のゴールになるわけです。

 

曇っていればまだましですが、晴天の日差しと暑さがすでに強烈な時間帯です。

 

お肌を気にされる女性たちの多くの日傘が、「傘で見えない」といういらぬ争いが頻発することだって考えられます。

 

このような争いを起こさないためにも、もっと重要なことで選手の生命にかかわるような事態も考えられるので、スタート時刻はもっと早めることが必要かもしれません。

 

 

各国の放映権の問題 日本の朝は世界では?

 

オリンピックになると、世界中の多くの人が注目をします。とりわけ大会初日と最終日に行われるマラソンには多くの人がテレビ観戦をするでしょう。

 

となると、世界各地の放映権の問題もあるでしょう。

 

どの国も、できるだけ視聴しやすい時間帯を選びたいでしょうからね。

 

やはり一番重要なのは、先進国が揃うヨーロッパや北米でしょうか。アジアも近年は重要になっていますが、時差があっても数時間ですからそれほどでもありません。

 

また、東アジアではマラソンは盛んですが、暑い東南アジアなどはあまりマラソンはメジャーではなさそうですからね。

 

ということで、ヨーロッパをまず見ていきますがイギリスと日本の時差はサマータイムを導入していて8時間の時差があります。日本のほうが8時間進んでいます。

 

となると、スタート時間を早めるのは好都合ですね。午前7時半スタートなら、ゴールするときは、深夜2時頃になりますからね。

 

午前5時なら、日本で言う“ゴールデンタイム”をまたいだ放送で申し分ないのかもしれません。

 

一方北米アメリカはどうでしょうか?アメリカは国土が広いので、国の中でも時差がああります。

 

例えばニューヨークなどがある東部時間では、サマータイムで13時間の時差があります。

 

つまり、午前7時半スタートなら、午後6時半。午前5時スタートなら午後4時です。午前7時半なら最高な時間帯ですね。

 

午前7時半はアメリカの意向を、もしかして強く気にした?

 

午前5時スタートはちょっと中途半端な時間にはなりますが、深夜などと比べると十分良い時間帯です。

 

東京オリンピックマラソンのスタート時間は、今後いろいろな調査を経て決まるようですが、増田明美さんの提言が活かされるのでしょうか?