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USJが東京ディズニーシー超えで世界4位 上海ディズニーランド開業後はどうなる?

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USJの入場者数が絶好調です。米カリフォルニア州に本部がある「テーマエンターテインメント協会 Themed Entertainment Association(TEA)」が2015年の世界のテーマパーク入場者ランキングを発表しました。

 

今回のランキングの一番のサプライズは、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが東京ディズニーシーを超えて世界の4位にランクアップしたことですね。

 

2014年のランキングトップ10では、USJ以外はディズニーブランドのテーマパークがズラっと並んでいます。

 

ディズニーがやはり強いのですが、ココに割って入ったのが、日本のユニバーサル・スタジオ・ジャパンです。

 

本国アメリカからのアトラクションに頼らず、日本独自のアトラクションも豊富で、ユニバーサル・パークス&リゾーツ(UNIVERSAL PARKS AND RESORTS)では、断トツトップの集客力を誇ります。

 

今回のランキングはUSJが大幅アップで順位を上げましたが、東京ディズニーリゾートも新しいアトラクションを投入し、巻き返しをはかろうとしています。

 

今後気になるのは、中国上海で登場する巨大な上海ディズニーランドの存在です。上海ディズニーランド開業後、ランキングは果たして大きく変動があるのかどうかいろいろ調べてみました。

 

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USJの入場者数はさらに伸びそうな気配

 

今回のランキングでは、USJは前年比17・8%増という大幅アップでの1390万人の4位に浮上しました。

前回の4位から5位に転落したのは、TDS。3・5%減の1360万人で僅差ながら順位を落としています。

3位は東京ディズニーランド(TDL)。4%減で1660万人で前年の2位から同じく順位を落としています。ただ4位のUSJとは、まだかなり差があります。

 

さらに上位は、世界トップが、アメリカフロリダのマジックキングダムで、2049万人。2位がカルフォルニアの元祖ディズニーランドで、1827万人。両パークとも伸び率は高いです。

 

USJは、一時は入場者も頭打ちかと思われていました。それは、大阪の市場規模や敷地の拡張の限界などもありました。

 

そのため、沖縄に新たなテーマパークの建設を計画していました。しかし、親会社がゴールドマン・サックスから、米コムキャストに変わったことで、この計画はなくなりました。

 

伸びしろのある大阪での事業に注力し、さらにUSJの集客力を伸ばす戦略に舵を取りました。

 

そのためのプランは、次から次へと発表されています。

 

365affairs.hatenablog.com

 

365affairs.hatenablog.com

 

まずは、任天堂のマリオパークは相当な集客力を誇りそうです。日本のオリジナルですから、海外からの訪日外国人客も多く集めそうです。

 

また、バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド終了後の新しいアトラクションをが何ができるかも気になるところです。

 

本国アメリカでもユニバーサル・スタジオを手掛けるコムキャストが経営に関わることになり、アメリカの人気アトラクションも導入しやすくなっていますから楽しみです。

 

今年投入されたフライングダイナソーも絶好調のようで、USJの勢いが止まらないという感じです。

 

365affairs.hatenablog.com

 その鍵を握るのが、この人。USJの執行役員でマーケティング本部長の森岡氏です。森岡氏がヘッドハンティングされ入社してからUSJはV字回復。

今後も氏のアイデアでさらなる集客力アップにつなるがるのではないでしょうか。

 


 

東京ディズニーリゾートの顧客満足度が下がっている

 

東京ディズニーリゾートといえば、顧客満足度が高かさに定評がありましたが、その地位が揺らいでいます。

 

biz-journal.jp

顧客満足度の低下の要因は、アルバイトのクルーの質の低下などが挙げられますが、度重なる値上げも影響はあります。

 

新たな設備投資も予定しているので、多少の値上げはしょうがないのです。しかし、最近は目立った新しさもありませんでしたし、サービスの低下も重なるとファンの反応は敏感です。

 

新アトラクショの導入の発表もありましたが、以前のようなワクワクする盛り上がり感はちょと少なかったかもしれません。

 

365affairs.hatenablog.com

 値上げによって、今後日本人客を大幅に増やすのは難しいかもしれません。加えてUSJという強力なライバルが出現しただけに東京ディズニーリゾートも厳しい状況です。

 

日本人でさほど集客を伸ばせないのなら、鍵をにぎるのは外国人観光客。現在は予想をはるかに上回る外国人旅行者が日本へ訪れています。

 

大阪のUSJが入場者数を大きく伸ばしている要因の一つは、訪日外国人観光客の増加があります。

 

今後は森岡氏のアイデアで日本独自のアトラクションやマリオパークなどが完成すれば、さらに多くの外国人が訪れる可能性があります。

 

東京ディズニーリゾートはどうでしょうか?確かに東京観光の目玉の一つではありますが、今年開業する上海ディズニーランドの登場は何らかの影響がありそうです。

 

 

上海ディズニーランドの開業後はどうなる?

 

上海ディズニーランドが開業しても、東京ディズニーリゾートはたいして影響がないという意見もあります。

 

たとえば中華圏では、香港に香港ディズニーランドがあります。しかし、香港ディズニーランドは、2015年のランキングでは9.3%減の680万人で19位。

 

この結果を見て、中国の人はたいしてディズニーランドに興味がなかったり、中国人の生活レベルでは、ディズニーランドの入場料は高すぎるので集客は難しいのではという考えもあります。

 

ただ、香港ディズニーランドと上海ディズニーランドでは規模が全く違います。香港はミニディズニーランドという感じですが、上海は本格的です。

 

さらに、新しいアトラクションも導入し、東京にないアトラクションもたくさんあります。

 

そのため、かなり観光客にインパクトはあると思います。中国国内はもちろん多くの外国人も足を運ぶと思われます。

特に言葉が通じる台湾やシンガポールなどの中華系の人々には楽しみやすいと思います。

 

また、日本のディズニーファンも上海ディズニーランドの日本にない新しいアトラクションには注目をしています。

 

アメリカヘはなかなか行けないですが、中国上海なら気軽に訪問することができます。日本からのLCCも就航していますし、場合によっては国内旅行よりも安く行くことだってできたりします。

 

 上海自体も人口が多いですし、周辺には杭州や蘇州などの大都市もあります。また北京からも高速鉄道で来れますし、中国全土から上海へ飛行機でくることができます。

 

人口が桁外れの中国だけに、潜在的な集客力は高いです。上海万博のように一度人気に火がつくと爆発力があります。

 

東京ディズニーリゾートにとっては、今後は厳しい競争にさらされそうです。