1ドル105円台も目前 ゴールデンウィーク中の急激な円高が心配
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急激に円高が進んでいます。3日朝の外国為替市場では円高・ドル安が進み、一時、1ドル=105円台に迫るような状況になっています。
輸出企業の多い日本にとっては、このまま円高に進んでしまうのか心配になってきます。
先月日銀が追加緩和を見送ったため、市場に失望感が広がり日経平均株価が大きく下落したり、円高・ドル安が一気に進んでいます。この状況はゴールデンウィーク中に果たしてどうなるのでしょうか?
このままさらに株価は下落、さらなる円高へと進むのでしょうか?
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日銀の追加緩和見送りによって円高急伸・株価急落
先月の28日に開かれた日銀の金融政策決定会合では、追加緩和の期待もありましたが、追加緩和は見送り。この結果に失望したのか、株価は急落し、円高・ドル安に一気に傾きました。
黒田日銀総裁の会見をテレビで見ておりましたが
— 新泉© (@araizumiC) 2016年4月28日
要約するとこんな感じでした pic.twitter.com/8ot7TKdZlt
ゴールデンウィーク中に海外へ出かけるつ投資家でもない人なら、この決定は円高に進み歓迎かもしれんけど、日本経済にとってはいっそうの厳しい状況に進みそうな感じです。
1ドル111円ぐらいだった相場が一気に5円ほど円高に進み、106円台の前半までになりましたからね。
そこで麻生財務大臣は円売り・ドル買いの為替介入を示唆。この発言が4月30日の深夜だったのですが、市場は警戒感で一時は1ドル109円台まで円安に戻しました。
しかし、政府の願いも届かず、再び円高に進み、105円台に届きそうな勢いになっています。ゴールデンウィーク中のため、日本の株式市場はお休みですが、休みの後の荒れた相場が心配です。
この状況に日銀の黒田総裁も反応。新たな追加緩和を示唆したのですが、市場の反応は鈍いですね。
今後は、日本はアメリカの財務省から為替操作監視対象国に認定されため、為替介入どころか、口先介入も難しい状況になってきました。
口先介入は、政府首脳や金融当局者が実際に通貨の売買を通じて市場介入を行うのではなく、発言(言葉)だけで為替相場(為替レート)を意図する方向に変えよう(動かそう)とする行為をいいます。
そして、今日からゴールデンウィークも終盤。3日間の休みになります。この休みでの為替相場がおそろしいことになるかもしれませんね。105円台はおろか、100円を割る相場もありえるかもしれませんね。
今、世界中がドル安で経済の均衡を保っている~ドル高円安を望んでいるのは日本だけ~1日1.5円激下げするドル円相場は来週3日お休みがあると103円ぐらいまで落ちてもおかしくないな~だれも止められない泥沼相場 ()´д`()
— Booskamax (@Booskamax) 2016年4月30日
そもそもゴールデンウィークは円高に進みやすい?
日本経済が強く、日本人が大挙してゴールデンウィーク中に海外へ向かうような時代は、外貨を買う人が増えて逆に円安になりやすいという時代もありました。
でも、最近ではいかにGWであっても、それ以上に訪日外国人の日本への旅行熱が高く多くの外国人が日本へ訪れています。
さらに両替といっても、クレジットカードで決済する人もますます増えているので、ゴールデンウィークだから円安に進みやすいというのは、昔の名残だといえるでしょう。
逆に最近では、ゴールデンウィーク中に円高へと向かうほうが多くなっています。その例が2010年です。この時は円高パニックのような状況で、1日になんと6円も円高・ドル安へと進んだ年でもありました。
その理由は、いろいろありますが、ギリシャ危機もあったので、その影響もあったので、毎年のようにゴールデンウィーク中に円高が進むというわけではないという意見もあります。
今年は果たして、どうなるのでしょうか?さらなる円高に進みそうな感じです。とりあえず外国為替市場と日経先物相場が気になりますね。