納豆を温めるのはOK? 混ぜ方と熱に気をつけ美味しく健康的に納豆を食べる方法
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毎日の納豆は欠かせないという人は多いでしょう。納豆の匂いが苦手という人もいますが、良質な植物性タンパク質をとれる納豆は、健康のためにも食べたい食品の一つです。
ただ、納豆は健康によいのは確かなのですが、食べ方によっては、その良い点を十分に享受できないこともあります。
今回は納豆について、その食べ方について、美味しく健康的に納豆を食べる方法について、いろいろ調べてみました。
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納豆を温めるのはOK? 納豆と熱の関係
納豆を温めるという人はあまりいないと思いますが、納豆を冷蔵庫から出すと、冷たいので電子レンジでサッと温めたいという気になるかもしれません。
また、生食をあまり食べないような外国人なら、何でも火にかけたいという気持ちにもなります。特に匂いのキツイ納豆ですからね。
では、納豆を温めるのは良いのでしょうか?また、納豆を温めはしないが、熱々のご飯にのせて食べるという人は多いでしょう。食べ物で熱に弱いというものはありますが、納豆と熱の関係はどうなのでしょうか?
納豆といえば、あの“ネバネバ”です。オクラや山芋などもそうですが、ネバネバしたものは、健康的なものは多いです。納豆のネバネバは、「ナットウキナーゼ」がもとになります。
ナットウキナーゼは、納豆菌に含まれる酵素で、血管に形成される血栓を溶かしやすくするという効能があります。つまり血液をサラサラにしてくれるというわけです。
血栓が原因となる病気には、心筋梗塞や脳梗塞がありますが、ナットウキナーゼは、それらの重大な病気を予防する効果があります。
でも、このナットウキナーゼですが、実は熱に弱いんです。そのため、納豆を温めたり、熱々のごはんにのせて食べると、その熱でナットウキナーゼが壊れてしまいます。
これでは、せっかくの健康的な納豆も台無しです。より健康的に納豆を食べるためには、「ナットウキナーゼは熱に弱い」ということを頭に入れ、熱々のごはんにのせて食べるのではなく、ご飯と別々に食べることがオススメです。
美味しく健康的に食べるための納豆の混ぜ方
納豆をしっかり混ぜて食べているでしょうか?面倒だったり、時間がなかったりで簡単にサッと混ぜるだけの方も多いでしょう。中には、全く混ぜずにそのまま食べるという人もいるかもしれませんね。
納豆を美味しく健康的に食べるためには、納豆をしっかり混ぜて食べるように心がけましょう。
粘り気があるのが、納豆の特徴ですが、よくかき混ぜることで粘り気は減少していきます。粘り気が減少すれば、ネバネバの効用がなくなるというわけではありません。
実は、納豆が粘り気を含んでいる状態では、ポリグルタミン酸と呼ばれるアミノ酸が活発に作用しています。この状態は、納豆本来の味が十分でない状態なのです。
じゃよくかき混ぜることでどうなるかというと、ポリグルタミン酸が旨み成分のグルタミン酸に変化します。旨味成分がでてくるので、より美味しく納豆を食べることができるというわけです。
では、どれ位納豆をかき混ぜれば良いかというと、最低でも50回ぐらいを目安として混ぜるように心がけましょう。何回も混ぜながら、旨味成分がにじみてると想像しながら、根気よくやってください。
中には、400回ほど混ぜると、美味しさが際立つなんてデータもあります。400回はちょっと辛そうですが一度試してみてください。
納豆に薬味などトッピングするものも考えよう
市販の納豆についている納豆のタレをつけて食べるのも良いのですが、もっと上質は醤油などを使うと、より美味しく健康的に納豆を食べることができます。市販の納豆のタレは、ちょっと添加物が気になりますからね。
薬味として、ネギもトッピングするのもオススメです。定番なので多くの人もネギをふりかけて食べる人も多いですが、それでOKなんです。
ネギの栄養もあわさって、より健康的な食べ物になります。また、納豆にたまごをかけて食べるのもオススメです。納豆の匂いが苦手という人には、納豆にたまごをかけると、それほど匂いが気にならなくなります。
また、たまごの栄養素も見逃せません。納豆の食物性タンパク質と、たまごの動物性タンパク質を両方一気に食べることができますしね。たまごに含まれるレシチン脳の活動を活性化してくれます。
よくかき混ぜた納豆を、決して熱々のごはんにのせるのではなく、そのまま食べ、薬味にはネギ、上質な醤油を使い、たまごをかけて食べると最強の健康フードとして、納豆を活かすことができますね。