2016年秋のNHK朝ドラは「べっぴんさん」 ヒロインのモデルは坂野惇子さん どんな人?
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NHK大阪放送局が2016年後期の朝の連続テレビ小説が『べっぴんさん』に決まったと発表しました。
NHKの朝ドラはヒット作も多く、期待も大きいですよね。
「べっぴん」という言葉は関西などではよく耳にしますが、“美しい女性”を意味する言葉です。漢字で書くと「別品」、特別に良い品物からきているわけでです。
タイトルから今回は美しいヒロインを描くドラマになるわけですが、気になるのはヒロインのモデルですよね。
今回は、NHK2016年秋の朝ドラ「べっぴんさん」のヒロインのモデルについていろいろ調べてみました。
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2016秋のNHK朝ドラ「べっぴんさん」の主人公は?
秋の朝ドラ「べっぴんさん」のヒロインは、昭和のはじめに神戸の山の手で生まれました。母を早く亡くしましたが、母から教えられた刺繍(ししゅう)や手芸が大好きな、「すみれ」になります。
すみれは、裕福な家庭で何不自由なく生活をし、お見合い結婚もし娘も生まれ幸せな家庭を築きます。
しかし、そんな幸せを戦争によってすべてが変わってしまいます。すみれは戦後の混乱の中、娘のため、女性のために子供服作りにまい進するという女性。そんな女性を描くのが今回発表された「べっぴんさん」です。
このヒロイン「すみれ」は実在の人物をモデルとしていますが、気になるのはそのモデルの人ですよね?
朝ドラ「べっぴんさん」ヒロインのモデルは坂野惇子さんってどんな人?
「育児に悩む母親のため、将来のある子供たちのため」と確固たる信念のもと、真摯に子供服作りを続けた女性です。
このような女性は仕事にがむしゃらな感じを想像しがちですが、今回のヒロインはおっとりしたありのままの女性なのです。
このありのままの女性のモデルはズバリ「坂野惇子」(ばんのあつこ)さんになります。
坂野惇子さんは、大正7年4月11日レナウン創業者佐々木八十八(やそはち)の3女として生まれました。
戦後昭和23年友人と神戸にベビー洋品店「モトヤベビーショップ」を開店します。さらに25年には後に子供服メーカーとして有名になるファミリアを神戸センター街・トアロード角に創業します。
小さな洋品店から「ファミリア」という会社組織になったいきさつは、坂野惇子さんとその仲間たちの真摯な仕事ぶりにありました。
その仕事ぶりを見て「会社組織にして事業をしたらどうか」という声が周囲から起こり、現在の株式会社ファミリアが誕生するわけです。
そんな坂野惇子さんたちが起こしたファミリアの子供服のこだわりは、「愛情品質」という言葉に集約されます。言葉の通り母が子供を思う愛情たっぷりに作られたのがファミリアの商品なのです。
ちなみに坂野惇子さんが大切に育てた娘さんははあのドラマ「華麗なる一族」でもモデルといわれる神戸の財閥岡崎家につながる岡崎晴彦さんの妻として夫を支えます。
岡崎晴彦さんはファミリアの社長になる人物ですが、親の愛情をたっぷり受けた坂野惇子さんの娘さんがしっかり支えるわけですね。
「上品な上質」という本が坂野惇子さんそしてファミリアが考える子供服作りがわかります。
いまやファミリアは子供服のトップメーカーとなり、特に関西圏での人気は高く、お受験の服として選ぶママさんも多いのです。
しかしその歴史には坂野惇子さんやその仲間たちの努力がありました。欧米の優れた育児法に目を向け、徹底的に子を思う母の身になった商品づくりを続けてきたことにあります。
そんな坂野惇子さんをヒロインのモデルとして、新しい朝ドラ「べっぴんさん」は放送されるわけです。
坂野惇子さんは、残念ながら2005年惜しまれながら87歳でこの世を去りました。しかし、彼女の思いはファミリアの子供服作りとして脈々と受け継がれていきます。
そんなファミリアの子供服は、全国の有名百貨店などで購入できますが通販サイトもあります。
ヒロインを描く脚本家は渡辺千穂
「べっぴさん」のヒロインのモデルとなる坂野惇子さんを「すみれ」として描くのは脚本家の渡辺千穂氏。
渡辺千穂氏は、フリーアナウンサーで人気の羽鳥慎一氏の奥様。代表作としてドラマ『名前をなくした女神』『サキ』『ファースト・クラス』などがあります。彼女がすみれをどんな女性に描くのかを注目ですね。
ファースト・クラス [ 渡辺千穂 ] |
名前をなくした女神 [ 渡辺千穂 ] |
いかがでしょうか?2016年NHK後期朝ドラ「べっぴんさん」の放送が楽しみですね。坂野惇子さんは女性にとって理想の母なのかしれませんね。