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台風20号の進路 シルバーウィークに関東へ接近し大雨が心配

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熱帯低気圧が16日(水)早朝に台風20号になりました。


この台風ですが、よりによってシルバーウィークに関東へ接近する可能性が出てきました。

 

恐れていたことが起こりました。シルバーウィーク前に台風の発生だけは勘弁してと思っていたのですが。


海外旅行の予定や行楽の予定のある方は、台風の進路がどうなるのか、ハラハラドキドキ状態です。

飛行機欠航、大雨、台風直撃などになったら…。


先日の茨城や栃木などでは復旧作業が続くだけに、さらなる台風となると心配ですね。


今回はこの台風20号の進路予想を過去のデータなども取り入れて緊急にご紹介します。

 

 

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気象庁台風20号の5日間進路予報

 

まずは気象庁の5日間台風進路予報を見ていきます。

 

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出典 気象庁 | 台風情報

 

 

今のところは、接近はするものの日本列島の東海上を進む予報が濃厚です。ただ予報円がまだかなり広いですね。

 

影響が出そうなのは20日(日)~21日(月)前後が有力でしょうか。

 

台風の進路は太平洋高気圧次第ということ。週末にかけて太平洋高気圧の勢力がやや弱まるので、弱まった場所に入り込むような感じになりそうです。


弱まった場所次第で台風の進路が決まります。太平洋高気圧が弱まった場所が日本の南ということになれば、そのまま関東方面などへ向かってくるなどの最悪の事態も考えられます。

 

 

ちなみに米軍の台風進路予報も今のところ気象庁と同じような進路予報になっています。米軍の予報のほうが速度は速く、日本列島への影響は早いとの予報です。

 

※米軍台風情報の時間は世界標準時です。日本時間は+9時間を足してください。

 

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出典 Joint Typhoon Warning Center (JTWC)

 

 

グアム島の東に発生した台風は日本列島へ上陸・接近する傾向

 

今回の台風20号は、グアム島の東で熱帯低気圧から台風に変わりました。実はこの辺りの場所で発生した台風は過去幾度となく日本列島へ接近または上陸したという嫌な傾向があります。

 

過去のデータをいくつかみていきます。

 

2014年台風18号 

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出典 気象庁 | 台風情報

 

 

2014年9月29日15時に台風が発生し、10月6日8時ごろに静岡県浜松市付近に上陸。その後東京23区を直撃し関東地方を横断。

台風の雨の影響もあった10月5日に行われたF1鈴鹿グランプリでは、ジュール・ビアンキが事故。その後昏睡状態になり翌年死去する悲しい出来事もあった。



2013年台風18号 

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出典 気象庁 | 台風情報

 

21013年9月13日9時に台風が発生し、9月16日8時前に愛知県豊橋市付近に上陸。その後は東日本を横断するように進み6名もの死者を出す被害があった。




2013年台風26号

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出典 気象庁 | 台風情報

 

2013年10月11日3時に台風が発生し、16日は伊豆諸島を通過し房総半島をかすめ進んだ。伊豆大島では土石流による被害が発生。

 

 

また終戦後間もないころですが、多くの被害をもたらした2つの台風もあります。

 

カスリーン台風

www.data.jma.go.jp

 

カスリーン台風の大きな特徴は、

台風が上陸しなかったのに被害が甚大だった点です。

 

利根川や荒川が決壊し関東平野は水浸しになりました。東京・埼玉で大洪水。群馬県や栃木県では死者・行方不明者がなんと1,100名以上というなんとも痛ましい災害でした。

 

上陸しないのにこのような大雨の被害が起こった原因は、台風によって

 

秋雨前線の活動が活発化したため。

 

今回の台風20号も秋雨前線を刺激し、その活動が活発化する可能性があります。

十分注意をしたいところです。

 

 

キティ台風

www.data.jma.go.jp

 

南海上から北上する台風が北関東に大雨を降らせる傾向にあります。このキティ台風もまさにその典型例みたいなものです。

 

台風の接近が満潮時と重なったため、高潮の被害もあり東京湾沿岸では約44,000戸が床上浸水の被害にあいました。

 

台風は沖縄や西日本を通って東へ進むようなイメージを持っている方は多いと思います。

 

大災害をもたらしたカスリーン台風やキティ台風は、日本の南海上から直接接近する台風は不意を突かれるような印象があります。

 

台風はまだ南にあると思ってたら、急に関東などへ接近するという感じですね。最新情報に注意をして防災体制を万全に整えておきましょう。